ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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もう疲れたと~談志最後の落語論

2010-06-08 06:07:55 | 本の少し
談志 最後の落語論
立川談志
梧桐書院

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立川一門の本を読む機会が多いので、あえて、家元、談志さんの「最後の落語論」を読む。

「落語は人間の業の肯定である」と・・・。
人間というものの業、それは知性でも理性でもどうにもならないもの、
世間では「よくない」といわれているもの。それらを肯定し、演じられるのが落語と。
いや・・まだ・・難しい。

本の最後に、「もう、俺の出番はない」と、談志はいう。
「もう疲れた、志の輔がやれ、談春がやれ、志らくがやれ」と三名の名を挙げる。

談志は、ちなみに「噺家」と「落語家」は、大いに違うという。
ただ喋っているのが、「噺家」で、談志好み連中を「落語家」という。
私も使い分けている気がするが、明確ではない。

いずれにせよ、談四楼、談春、志らく、と
しっかり、自己主張ができる、本を書ける弟子が出てくるなんぞ、
談志のDNAは、着実に浸透している。・・・・
百聞は一見にで、立川一門の落語に遭遇したいものだ。


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