談志 最後の落語論 立川談志 梧桐書院 このアイテムの詳細を見る |
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立川一門の本を読む機会が多いので、あえて、家元、談志さんの「最後の落語論」を読む。
「落語は人間の業の肯定である」と・・・。
人間というものの業、それは知性でも理性でもどうにもならないもの、
世間では「よくない」といわれているもの。それらを肯定し、演じられるのが落語と。
いや・・まだ・・難しい。
本の最後に、「もう、俺の出番はない」と、談志はいう。
「もう疲れた、志の輔がやれ、談春がやれ、志らくがやれ」と三名の名を挙げる。
談志は、ちなみに「噺家」と「落語家」は、大いに違うという。
ただ喋っているのが、「噺家」で、談志好み連中を「落語家」という。
私も使い分けている気がするが、明確ではない。
いずれにせよ、談四楼、談春、志らく、と
しっかり、自己主張ができる、本を書ける弟子が出てくるなんぞ、
談志のDNAは、着実に浸透している。・・・・
百聞は一見にで、立川一門の落語に遭遇したいものだ。
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