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政治について考えさせられる本。
今や一般民衆は、政治参加を通じて「善く生きる」(人間にふさわしい生き方をする)ことに興味を失い、「ただ生きる」(単に生命を維持する)ための条件を整えることだけを政治に望むようにし向かれました。
民主主義は油断するとすぐに独裁へと陥ってしまうような、なんとも脆い政治体制だと、今まさに世界のあちこちで起きているのを目のあたりにしています。
民主主義、自由主義、共和主義、社会主義など反発しあう部分もあれば重なる部分もある。この本を読みだすと、政治家というのがなんのために従事しているのか、誰のために、何のために、「みんなで決める」ことがみんなのためにならない結果がわかってくる。
この本、図書館で借りた本なんですが、付箋では追いつかなくてマーカーで塗りたくなったので、読みだして途中ですが本をJUNKUDOで買いました。
それぐらい、傍に置いて何度も読み返したくなる本でおます。
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