・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・古もん亭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昼からは、鶴二さん目当てに、三ノ宮ヘ・・・・。
東京の噺家さんにも、出会えるとは・・楽しみですな。
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
年季明けで、活き活きと笑顔のステキナ喬介さん。
いちだんと、ほんわかな風、個性が出て来た。
昔から、狐と狸は人を騙すと云いますが、
どちらかというと、狸の方が愛嬌がありますが、
同時に、両方が出てくる噺は少ないようで、と。
子供に苛められてるところからはじまり。
助けてやった、小狸が恩返しに来ての「狸賽」。
でも、その小狸、化けれるかと聞かれて、
狐とは大いに違うと、対抗意識まるだし。
一番、喬介さんらしかったのは、ターチャンに当たり目を
出してもらい、全部自分のもんやと、喜んでお金をかき集める
ところ、ほんと嬉しそうで、無邪気そうで、こちらまで楽しくなる
サゲは、「五の目」が出たらで、賭場の客が口々に言う、
「今日は、ほんまに、狐に騙されているみたいやな」の声に、
壷の中の小狸、何を思ったのか、元の姿で立上がり、
「狐と、いっしょに、すんな」と初バージョン。
あとで、「喬介さん、新しいサゲですな」と言うと、
小狸のように、かわいい目で、うんうんと頷いておられました。
二、笑福亭竹林・・・・・・・・・・・・・・「親子酒」
朝の繁昌亭とは違う、本格的な「親子酒」。
それも、あとから出る三遊亭竜楽さんに習ったとか。
親子で酒を呑んでいてはと、禁酒を誓いあう。
息子のいない時に、女房に熱燗一本つけてと懇願しての酒。
一本が、二本。二本が三本と増えていき、しばらくすると
へべれけの、ぐだぐだ。・・・・・・・・・絶品・・・。
その、酔っぷりは見事。崩れる姿は、竜楽さん仕込とか。
前のめりになり、思わず見台で顔を打つのではないかと
心配になるほど。
そこへ、息子が帰って来てが、息子もへべれけ。
お決まりの、
「こんな顔の三つも四つもある様な息子にこの家を譲れるか」
「こんなぐるぐる回り家、誰がいるもんか」
笑福亭の酒というより、江戸の粋さも感じる
素適な、これぞ古典、「親子酒」でおました。
三、三遊亭竜楽・・・・・・・・・・・・・・「阿武松」
「阿武松」と書いて、オウノマツと読むらしい。
噺は、単に、おおめし食らいの、関取の話。
それだけで、あるが、江戸の言葉に酔う。
関取も、贔屓スジの親方もステキ。
笑いは少ないが、そのぶん、余韻がある。
出番まじかの時「時そば」と「阿武松」とどちらが良いかと
トリの鶴二さんに尋ねたらしいが。
鶴二さん「やっぱり、阿武松」と答えて大正解。
上方の相撲噺、「花筏」とか「相撲場風景」とはえらい違い。
江戸の噺家さんの粋さたっぷりの噺、堪能しましたで。
尚、2010年には、楽太郎さん、六代目円楽襲名予定とか。
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「不動坊」
これぞ、笑福亭。
鶴二さんの「不動坊」いたってオーソドックスだが、
それだけ、利吉と、徳さん、裕さん、新さんの登場人物が
私が最初に出合った仁鶴師匠の時のように活き活きしている。
今日は、鳴物も入って、雪のシーンも冷え冷え。
それにしても、仁鶴師匠の「不動坊」を彷彿させるぐらい
随所に似ており、懐かしさに浸る。
私は、やはり、「イーしよう」と言うたり、あんころ買ってくる
裕さんが一番好きですな。
今日で言うと、利吉が「鶴二」さん、徳さんが「竹林」さん、
裕さんが「喬介」さん、新さんが「竜楽」さん、の配役ですな。、
今シーズン、大いに楽しましてもらった、鶴二さんの「不動坊」
季節商品だけに、ぼちぼち、クリーニングに出して、
今年の冬まで、大事に保管でおますな。
次は「隣の桜」とか・・・・春よ来いですな。
古もん亭~江戸屋敷での上方落語会
2009年3月1日(日)午後2:00開演
三ノ宮・古もん
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
二、笑福亭竹林・・・・・・・・・・・・・・「親子酒」
三、三遊亭竜楽・・・・・・・・・・・・・・「阿武松(オウノマツ)」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「不動坊」
09-16-71
昼からは、鶴二さん目当てに、三ノ宮ヘ・・・・。
東京の噺家さんにも、出会えるとは・・楽しみですな。
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
年季明けで、活き活きと笑顔のステキナ喬介さん。
いちだんと、ほんわかな風、個性が出て来た。
昔から、狐と狸は人を騙すと云いますが、
どちらかというと、狸の方が愛嬌がありますが、
同時に、両方が出てくる噺は少ないようで、と。
子供に苛められてるところからはじまり。
助けてやった、小狸が恩返しに来ての「狸賽」。
でも、その小狸、化けれるかと聞かれて、
狐とは大いに違うと、対抗意識まるだし。
一番、喬介さんらしかったのは、ターチャンに当たり目を
出してもらい、全部自分のもんやと、喜んでお金をかき集める
ところ、ほんと嬉しそうで、無邪気そうで、こちらまで楽しくなる
サゲは、「五の目」が出たらで、賭場の客が口々に言う、
「今日は、ほんまに、狐に騙されているみたいやな」の声に、
壷の中の小狸、何を思ったのか、元の姿で立上がり、
「狐と、いっしょに、すんな」と初バージョン。
あとで、「喬介さん、新しいサゲですな」と言うと、
小狸のように、かわいい目で、うんうんと頷いておられました。
二、笑福亭竹林・・・・・・・・・・・・・・「親子酒」
朝の繁昌亭とは違う、本格的な「親子酒」。
それも、あとから出る三遊亭竜楽さんに習ったとか。
親子で酒を呑んでいてはと、禁酒を誓いあう。
息子のいない時に、女房に熱燗一本つけてと懇願しての酒。
一本が、二本。二本が三本と増えていき、しばらくすると
へべれけの、ぐだぐだ。・・・・・・・・・絶品・・・。
その、酔っぷりは見事。崩れる姿は、竜楽さん仕込とか。
前のめりになり、思わず見台で顔を打つのではないかと
心配になるほど。
そこへ、息子が帰って来てが、息子もへべれけ。
お決まりの、
「こんな顔の三つも四つもある様な息子にこの家を譲れるか」
「こんなぐるぐる回り家、誰がいるもんか」
笑福亭の酒というより、江戸の粋さも感じる
素適な、これぞ古典、「親子酒」でおました。
三、三遊亭竜楽・・・・・・・・・・・・・・「阿武松」
「阿武松」と書いて、オウノマツと読むらしい。
噺は、単に、おおめし食らいの、関取の話。
それだけで、あるが、江戸の言葉に酔う。
関取も、贔屓スジの親方もステキ。
笑いは少ないが、そのぶん、余韻がある。
出番まじかの時「時そば」と「阿武松」とどちらが良いかと
トリの鶴二さんに尋ねたらしいが。
鶴二さん「やっぱり、阿武松」と答えて大正解。
上方の相撲噺、「花筏」とか「相撲場風景」とはえらい違い。
江戸の噺家さんの粋さたっぷりの噺、堪能しましたで。
尚、2010年には、楽太郎さん、六代目円楽襲名予定とか。
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「不動坊」
これぞ、笑福亭。
鶴二さんの「不動坊」いたってオーソドックスだが、
それだけ、利吉と、徳さん、裕さん、新さんの登場人物が
私が最初に出合った仁鶴師匠の時のように活き活きしている。
今日は、鳴物も入って、雪のシーンも冷え冷え。
それにしても、仁鶴師匠の「不動坊」を彷彿させるぐらい
随所に似ており、懐かしさに浸る。
私は、やはり、「イーしよう」と言うたり、あんころ買ってくる
裕さんが一番好きですな。
今日で言うと、利吉が「鶴二」さん、徳さんが「竹林」さん、
裕さんが「喬介」さん、新さんが「竜楽」さん、の配役ですな。、
今シーズン、大いに楽しましてもらった、鶴二さんの「不動坊」
季節商品だけに、ぼちぼち、クリーニングに出して、
今年の冬まで、大事に保管でおますな。
次は「隣の桜」とか・・・・春よ来いですな。
古もん亭~江戸屋敷での上方落語会
2009年3月1日(日)午後2:00開演
三ノ宮・古もん
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
二、笑福亭竹林・・・・・・・・・・・・・・「親子酒」
三、三遊亭竜楽・・・・・・・・・・・・・・「阿武松(オウノマツ)」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「不動坊」
09-16-71
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