・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夜の繁昌亭外観・・・・・・・・・・・・・・・・・
繁昌亭のGW特別興行、
鶴二さんと、めったに落語を聴けない小枝さん、お目あてに。
二晩寝ると、細かいところ、思いだせず。難儀だすな。
一、林家染左・・・・・・・・・・・・・・「二人癖」
出てくるなり、自己紹介で、なんと大阪大学、あの阪大出と、
でも、これだけ大学出が増え、京大卒も二名も入門すると、
なんか、有難みも薄れますな。
本音で言うと、私たちの税金返しておくれやすですな。
まぁ、その分、ええ落語たっぷり聞かしとくなはれでおます。
噺は「つまらん」と「一杯呑める」のお互いの口癖を直そうと。
上手さもありぃの、エリート落語。
染左さん、いたって端整な落語だけに、
喜六のアホさ加減、全開の噺聴いてみたいですな。
まずは、スマートに、開口一番でスタート。
二、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・「ハル子とカズ子」
かい枝さん、本日もまた、おもしろい。
三日前の「堪忍袋」とは違い、オリジナルの「ハル子とカズ子」
高齢化社会の中で、元気なお年寄のお婆さん、二人の会話。
くどい、忘れやすい、都合の悪いことは聞こえない、
昔の細かいことにはこだわる。・・・・・・・・基本わがまま。
でも、二人の喋り、大いに笑える。
いてますな、こんなパワーのある大阪のおばあさん。
老人というのは、頑固になりがち、そして反面子供に戻っていく。
まあ、これから先、私もかわいい、お年寄になりたいもんですな。
まあ、このハル子さん、カズ子さんのように、幾つ何十になっても
話し相手の、友達がいることが、一番でおますな。
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「七度狐」
鶴二さん、15分の中に、七度狐をつめてつめて、どこまで演るのかと
思うと、最後の尾っぽ抜いて、大根でおました。・・・まで。
通常20~23分の噺を、コンパクトに、
落語家さんの腕のみせどころでしたな。
野宿、枝宿、おーかめ、手の先、爪の先、などクスグリたっぷりの
おいしいとこ、飛ばしながら、勿体無く急いでる感じでしたが、
鳴物が入り、GWの特別興行といえど、上方落語らしい雰囲気、
伝えようとする、鶴二さんの心意気、十分伝わりましたで。
四、来世楽・・・・・・・・・・・・・・・・「津軽三味線」
「らせら」とねぶたまつりの掛け声から、命名。
京極**さんの美人弟子、二人のデュオ。
向って右の、スマートな方は実子とか。
津軽三味線プラス、歌声もハモッテ、心地良い。
連れの、I氏、超お気に入りと、沖縄の歌に、感激しきり。
でも、結成されてもう7年、これから、寄席での出番が増えると
色物としての、味がでるんでしょうな。
五、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・「鬼の面」
最高の中トリ。
手を抜かない、梅団冶さん。
今まで、どんな高座でも、裏切られた事は、一度もない。
お祭りのような、GWの興行で、「鬼の面」が聴けるなんて。
落語の本来のおもしろさが、客席に浸透していくのがわかる。
娘が、帰ってきて、素直に喜ぶ母親、お店のこと、世間体を思う父親。
それぞれの情愛がみえて・・・・・うれしい。
おたふくの面を、鬼の面に替えた旦那さんも良い人。
こんな心の機微を表す噺を語る、梅団冶さん・・・・万歳でおます。
仲入り
六、笑福亭学光・・・・・・・・・・・・「腹話術」
学光さんの、名前の命名者は、
同郷、土佐の出身で、漫画家のはらたいらさんとか。
師匠の鶴光さんでは無いとは、落語家でありながら意外や意外。
今日は、出番表にもあるように、色物で出演。・・・「腹話術」
腹話術の技量は、少し口が動いて・・?ですが。
やはり落語家さんのやる芸、どんな腹話術よりもおもしろい。
人形に話さして、突っ込む手法、なぜか形にはまっていますな。
表芸と裏芸、どちらが表、裏なのか、蒟蒻のように迷いだすぐらい、
なぜか、学光さんのペースにはまってしまった、腹話術でおました。
七、笑福亭仁勇・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」
一生懸命ふっていただくが、いまひとつ私にはマクラが合わない。
この出番、トリの一つ前の、もたれ。・・・・難しい位置。
引いても駄目だし、目立っても駄目。
でも、最後まで、だれずに、トリに渡さなければ。
現代野球で言うと、主要な中継ぎ投手。
仁勇さんの貧乏花見、
そういう意味では、打ち込まれて更に点差が開いた感じ。
寂しい、盛り上がりに欠けた、「貧乏花見」でおました。
八、桂小枝・・・・・・・・・・・・・・・・「うだうだ・ばなし」
今日のこの席、選んだのは、鶴二さんと、梅団冶さん、そして、小枝さん
吉本の舞台ではなく、繁昌亭では、落語が聴けるのではないかと
淡い、いや、大いに期待していたが。
出てきて、うだうだ噺。・・・裏話といいながら・・・・。
あと、10分になりましたが、やはり落語聞きたいですかー。
まだこのような、はなし続けて聞きたいですか、
客席は、八割の方、うだうだ話をと・・・拍手・。
落語せんと、編成委員の春之輔さんに怒られる。
と言いながら、お客さんに選べと言うのは、違いまっせ。
客が悪いのではなく、客に選ばせるのは、小枝さん、ズルイ。
本気で落語するなら、お客に聞いては駄目でしゃろ。
その時点で、小枝さんの落語への想いが薄くて、がっかり。
今夜の落語会、仲入りまでの前半大いに頑張ったのに、
後半、大量点で、負け試合に。
鶴二VS小枝さん、落語では鶴二さんの不戦勝でしたな。
でも、染左、かい枝、鶴二、梅団冶さん、良かったでっせ。
繁盛亭は、いろいろあって、これがおもしろさいのですけど。
天満天神繁昌亭GW特別興行
2009年5月4日(月)午後6:00開演
天満天神繁昌亭
一、林家染左・・・・・・・・・・・・・・「二人癖」
二、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・「ハル子とカズ子」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「七度狐」
四、来世楽・・・・・・・・・・・・・・・・「津軽三味線」
五、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・「鬼の面」
仲入り
六、笑福亭学光・・・・・・・・・・・・「腹話術」
七、笑福亭仁勇・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」
八、桂小枝・・・・・・・・・・・・・・・・「うだうだ・ばなし」
09-33-144
繁昌亭のGW特別興行、
鶴二さんと、めったに落語を聴けない小枝さん、お目あてに。
二晩寝ると、細かいところ、思いだせず。難儀だすな。
一、林家染左・・・・・・・・・・・・・・「二人癖」
出てくるなり、自己紹介で、なんと大阪大学、あの阪大出と、
でも、これだけ大学出が増え、京大卒も二名も入門すると、
なんか、有難みも薄れますな。
本音で言うと、私たちの税金返しておくれやすですな。
まぁ、その分、ええ落語たっぷり聞かしとくなはれでおます。
噺は「つまらん」と「一杯呑める」のお互いの口癖を直そうと。
上手さもありぃの、エリート落語。
染左さん、いたって端整な落語だけに、
喜六のアホさ加減、全開の噺聴いてみたいですな。
まずは、スマートに、開口一番でスタート。
二、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・「ハル子とカズ子」
かい枝さん、本日もまた、おもしろい。
三日前の「堪忍袋」とは違い、オリジナルの「ハル子とカズ子」
高齢化社会の中で、元気なお年寄のお婆さん、二人の会話。
くどい、忘れやすい、都合の悪いことは聞こえない、
昔の細かいことにはこだわる。・・・・・・・・基本わがまま。
でも、二人の喋り、大いに笑える。
いてますな、こんなパワーのある大阪のおばあさん。
老人というのは、頑固になりがち、そして反面子供に戻っていく。
まあ、これから先、私もかわいい、お年寄になりたいもんですな。
まあ、このハル子さん、カズ子さんのように、幾つ何十になっても
話し相手の、友達がいることが、一番でおますな。
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「七度狐」
鶴二さん、15分の中に、七度狐をつめてつめて、どこまで演るのかと
思うと、最後の尾っぽ抜いて、大根でおました。・・・まで。
通常20~23分の噺を、コンパクトに、
落語家さんの腕のみせどころでしたな。
野宿、枝宿、おーかめ、手の先、爪の先、などクスグリたっぷりの
おいしいとこ、飛ばしながら、勿体無く急いでる感じでしたが、
鳴物が入り、GWの特別興行といえど、上方落語らしい雰囲気、
伝えようとする、鶴二さんの心意気、十分伝わりましたで。
四、来世楽・・・・・・・・・・・・・・・・「津軽三味線」
「らせら」とねぶたまつりの掛け声から、命名。
京極**さんの美人弟子、二人のデュオ。
向って右の、スマートな方は実子とか。
津軽三味線プラス、歌声もハモッテ、心地良い。
連れの、I氏、超お気に入りと、沖縄の歌に、感激しきり。
でも、結成されてもう7年、これから、寄席での出番が増えると
色物としての、味がでるんでしょうな。
五、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・「鬼の面」
最高の中トリ。
手を抜かない、梅団冶さん。
今まで、どんな高座でも、裏切られた事は、一度もない。
お祭りのような、GWの興行で、「鬼の面」が聴けるなんて。
落語の本来のおもしろさが、客席に浸透していくのがわかる。
娘が、帰ってきて、素直に喜ぶ母親、お店のこと、世間体を思う父親。
それぞれの情愛がみえて・・・・・うれしい。
おたふくの面を、鬼の面に替えた旦那さんも良い人。
こんな心の機微を表す噺を語る、梅団冶さん・・・・万歳でおます。
仲入り
六、笑福亭学光・・・・・・・・・・・・「腹話術」
学光さんの、名前の命名者は、
同郷、土佐の出身で、漫画家のはらたいらさんとか。
師匠の鶴光さんでは無いとは、落語家でありながら意外や意外。
今日は、出番表にもあるように、色物で出演。・・・「腹話術」
腹話術の技量は、少し口が動いて・・?ですが。
やはり落語家さんのやる芸、どんな腹話術よりもおもしろい。
人形に話さして、突っ込む手法、なぜか形にはまっていますな。
表芸と裏芸、どちらが表、裏なのか、蒟蒻のように迷いだすぐらい、
なぜか、学光さんのペースにはまってしまった、腹話術でおました。
七、笑福亭仁勇・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」
一生懸命ふっていただくが、いまひとつ私にはマクラが合わない。
この出番、トリの一つ前の、もたれ。・・・・難しい位置。
引いても駄目だし、目立っても駄目。
でも、最後まで、だれずに、トリに渡さなければ。
現代野球で言うと、主要な中継ぎ投手。
仁勇さんの貧乏花見、
そういう意味では、打ち込まれて更に点差が開いた感じ。
寂しい、盛り上がりに欠けた、「貧乏花見」でおました。
八、桂小枝・・・・・・・・・・・・・・・・「うだうだ・ばなし」
今日のこの席、選んだのは、鶴二さんと、梅団冶さん、そして、小枝さん
吉本の舞台ではなく、繁昌亭では、落語が聴けるのではないかと
淡い、いや、大いに期待していたが。
出てきて、うだうだ噺。・・・裏話といいながら・・・・。
あと、10分になりましたが、やはり落語聞きたいですかー。
まだこのような、はなし続けて聞きたいですか、
客席は、八割の方、うだうだ話をと・・・拍手・。
落語せんと、編成委員の春之輔さんに怒られる。
と言いながら、お客さんに選べと言うのは、違いまっせ。
客が悪いのではなく、客に選ばせるのは、小枝さん、ズルイ。
本気で落語するなら、お客に聞いては駄目でしゃろ。
その時点で、小枝さんの落語への想いが薄くて、がっかり。
今夜の落語会、仲入りまでの前半大いに頑張ったのに、
後半、大量点で、負け試合に。
鶴二VS小枝さん、落語では鶴二さんの不戦勝でしたな。
でも、染左、かい枝、鶴二、梅団冶さん、良かったでっせ。
繁盛亭は、いろいろあって、これがおもしろさいのですけど。
天満天神繁昌亭GW特別興行
2009年5月4日(月)午後6:00開演
天満天神繁昌亭
一、林家染左・・・・・・・・・・・・・・「二人癖」
二、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・「ハル子とカズ子」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「七度狐」
四、来世楽・・・・・・・・・・・・・・・・「津軽三味線」
五、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・「鬼の面」
仲入り
六、笑福亭学光・・・・・・・・・・・・「腹話術」
七、笑福亭仁勇・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」
八、桂小枝・・・・・・・・・・・・・・・・「うだうだ・ばなし」
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