天満天神繁昌亭・開場十七周年記念特別公演~2023.09.15
一、桂白鹿・・・「平林」
白鹿さんの登場、軽く「平林」を、この頃落語講座で聴く機会の多い「平林」、このような前座ネタでも演じかたによっていろんなおもしろさの味付けできるんですな。
二、桂二葉・・・「つる」
出てくるなり「待ってました」の掛け声。いつもの落語会とは違う空気感、まさにアイドル登場ですな。でも落語も逸品、「つる」が楽しい、愉しい、落語に変身。落語の楽しさ、爆発の二葉さんの高座でおました。
三、桂坊枝・・・「がまの油」
「すごいですな」と言いながら、その二葉ちゃんに「がまの油」の稽古をつけたのも私と・・・。その「がまの油」を。立て弁の素晴らしいこと、その口上が終われば客席から思わず拍手。お見事の一席。袖で二葉さんがきちんと聴いて再度お勉強してたそうで・・・落語家の世界って、どこか羨ましいですな。
四、露の新治・・「狼講釈」
中入りこの前、ハルカス寄席で感動の「中村仲蔵」を聴かせてもらった新治さん。今日は十八番の「狼講釈」、阪神優勝も織り込みながらの熱演。新治師匠の公演予定をみると、なかなか行ける日が少なく、10月のハルカスまでお預けか、残念。
五、遊方、都、三幸、二葉・・・「サイコロトーク」
サイコロを振って、出た目のお題についてトークを。「繁昌亭で失敗したこと」とか「よくある、落語あるある」とか。聞けばいろんな失敗や無理難題に、気苦労されてるんですな。それもすべてシャレになるのがこの落語の世界。居心地良さそうで浸ってみたいですな。
六、笑福亭伯枝・・「鼓ヶ滝」
がらりと空気感を替えた伯枝さんの「鼓ヶ滝」。短歌をしているので是非ものにしたい演目の一つですが。今日改めて聴くと、地語りで笑いも少なく難しさがヒシヒシと伝わってくる。さて2023年度の後半のお稽古に「鼓が滝」をお願いしようかどうか、もっか悩んでおります。
七、笑福亭仁智・・「源太と兄貴」
昨夜阪神優勝決定。そこはバッファローズフアンの仁智さん。お得意の野球ネタを。「スタディ・ベースボール」かにつながるのか、マクラたっぷりでこのまま終わるのかと危惧しだしたら「源太」の一声「源太と兄貴」が始まる。でもこの、街中でチンピラって見なくなりましたな、まあ素人と玄人の境が無くなってきてるのはどの世界でもいっしょですな。
天満天神繁昌亭・開場十七周年記念特別公演
2023年9月15日(金)午後2:30開演
天満天神繁昌亭
一、桂白鹿・・・「平林」
二、桂二葉・・・「つる」
三、桂坊枝・・・「蟇の油」
四、露の新治・・「狼講釈」
中入り
五、遊方、都、三幸・・・「サイコロトーク」
六、笑福亭伯枝・・「鼓ヶ滝」
七、笑福亭仁智・・「源太と兄貴」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます