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高峰秀子さんが書いた本と思いきや、高峰さんを「かあちゃん」と呼ぶ付き人のような存在の斎藤明美さんが書いた高峰秀子さんの半生記。
その女優としか知らなかったのですが、生い立ちからの継母との確執。俗によくあるスターになれば勘違いしたようにふるまう親、兄弟。人間嫌いになって、女優業も30歳にして終わろうと、美空ひばりのすべてを牛耳るステージママや、山口百恵さんの芸能界からの未練なき引退などを思い出させる。
でも、ここで世俗のしがらみを捨て去って自由に、清冽なる生き方へと後押ししてくれたのが夫、松山善三さん。人生って不思議ですよね、良きパートナー、良き伴侶と巡り合う、これも人生なんですよね。
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