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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

朝日浪切落語・桂米朝一門会

2018-06-10 07:07:07 | 浪切亭・せんしゅう亭・落語

朝日浪切落語・桂米朝一門会


ほぼ満席・完売

一、桂そうば・・・・・・・・・「手水廻し」


九州弁訛りの、そうばさん。
ざこばさんの七番目、おとんぼ弟子だったのが、
下にりょうばさんが入って、弟弟子ができましたな。

ハナシは、手水廻し、長頭廻す処も、あっさりと。

田舎の朝の目覚めをきっちり格調高くするか、
女中の田舎言葉や長頭廻しの仕草などマンガチックにするか、
どちらでもない、そうばさん・・・・・・・無味でおましたな。


二、桂佐ん吉・・・・・・・・・「お血脈(おけちみゃく)」

永年、落語を楽しんできたが、初めて「お血脈」を聞く。

地噺で、笑いを集めるのが難しい噺。
でも、佐ん吉さん、充分楽しませてもらいましたで。

別名「善光寺骨寄せ」、あの歌之助さんの十八番、
どういう運びになっているのか、聞いてみたいもんですな。


三、桂吉弥・・・・・・・・・・・「茶の湯」

「茶の湯」といえば・・・・私にとっては〇〇さんですが。
イケませんな、最初においしいものを口にしていると、

そのあとのものに、物足りなさを感じるのは、
幸せなのか、不幸なのか、難しいとこですな。


四、桂ざこば・・・・・・・・・「上燗屋」

このまえの高座が、喋るのがやっとで今日は、
どんな高座になるのかと、ドキドキでおましたが、
凄いリハリビ、回復力・・・・。

ゆっくりとした間、多少つっかっかても、酔っ払いの役、
すべてが、ざこば師匠のよっぱらいで、味になる。

落語をやろうという意志、落語を愛する心、凄いですな。

沢山のネタがしみ込んでいるだけに、どんどん思い出すことは、
すべてリハリビ、チャレンジあるのみですな。


五、桂米團治・・・・・・・・・「質屋芝居」

でてきて、今、米朝問題で、新聞紙上を賑わわせていますが。
米朝事務所の社長に就任しました御曹司の米團治ですと・・・マクラに。

今日も「七段目」辺りかなと思っていたら、
「質屋芝居」良かったですな、歌舞伎好きの米團治さん。

演じている米團治さんも愉しそう、
途中で下座から入る声は、吉弥さん。

上手かった今日の、お三味線はどなただったんですかな。
落語は一人芸と言いながら、特に上方の落語は、総合芸術でおますな。


六、桂南光・・・・・・・・・・・「五貫裁き」

じっくり、聴かせてくれはりましたな、南光さんの「五貫裁き」。

ことの成り行きを見越しての、お奉行様のお裁き。

「欲にキリなし、地獄に底なし」
お金は必要かもしれないけど
まずは幸せを感じ、
いいことは人に分けてあげることですな。

「笑う門には福来たる」
たまの落語、それも嫁さんと一緒の、夫婦揃っての落語、
よろしおますな・・・・・・。


朝日浪切落語・桂米朝一門会
2018年6月10日(日)午後2:00開演
岸和田・浪切ホール

一、桂そうば・・・・・・・・・「手水廻し」
二、桂佐ん吉・・・・・・・・・「お血脈」
三、桂吉弥・・・・・・・・・・・「茶の湯」
四、桂ざこば・・・・・・・・・「上燗屋」
仲入り
五、桂米團治・・・・・・・・・「質屋芝居」
六、桂南光・・・・・・・・・・・「五貫裁き」
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田舎そば寄席~(2018.06.09)

2018-06-09 01:44:44 | パンジョ寄席

田舎そば寄席~(2018.06.09)

雛壇になった、パンジョホール、お客様少な目、もったいない。

一、旭堂鱗林・・・・・・・・「荒大名の茶の湯」

はじめての出合いですが、独得の名古屋弁のエグサがそのまま芸風に。
なかなかマクラが達者で、講談の剛に対してマクラのつかみは柔。

営業慣れしているというか、百戦錬磨の仕事ぶりが伺える。

講談は、梅団治さんで何度も聞いている「荒大名の茶の湯」。
元の講談で聞くのは初めて、「竹の水仙」とか講談で聞いてみたいですな。

鱗林さんの達者な話しぶり、噺家として、私落語なんぞ聞いてみたいですな。


二、桂福丸・・・・・・・・・・「そば清」

福丸さん、今迄何度も聞いているのだが、俗にいう前座ネタばかり、
今日はどんな噺をかけてくれるのか楽しみでおます。

出囃子が・・・・「独楽」、これって鶴二さんの出囃子。
聞きなれた出囃子が、他の人が使っておられると気持ちが悪いですな。

噺は、蕎麦屋さんの落語会にちなんで、「そば清」、上方では「蛇含草」で食べるのは餅
いずれにしても、食べる仕草がキモ。福丸さんなかなかの食べっぷり。

“ズズッ、ズズッ”と美味しそうな蕎麦、さぞこの後の田舎そばさん、
お客さんの注文は、もりそばですな。

そば好きの清兵衛さん、そば清さん、
蕎麦の食べっぷりを賭けにして生計をたてているとは、
まあ、一部の人が、パチプロとか、競馬とかで、生活しているのだから・・・。

スポーツって、選手の際立った能力見たさに行っているようなもんで、
まあ、何年か前に流行った、大食いの番組、沢山ありましたな。

まあ、蕎麦が羽織着て座ってたと、グロテスクな絵柄ですな。


三、桂福丸・・・・・・・・・「風呂敷」

大人の噺、「風呂敷」。

どんどん、噺家さんって、ネタが増えていく、それもジャンルというか
いろんな噺がレパートリーに・・・・・子どもっぽい顔立ちが、老けたおっさん顔に・・・。

福丸さんの、イメージが払拭、良いのか悪いのか、判断つきかねますが。

このおかみさん、ほんまにお茶飲んでただけなんでしょうか。
別名「風呂敷間男」というぐらいですから、もっと色っぽい演出もあったんですな。

未成年とお酒を飲んで問題になる時代(もちろん、イケないことなんですが)
私の小さい時代には、周りにはおてかけさんや、おめかけさんは居られましたな。
時代が時代、今ぐらいのグレーっぽさで良いのでしょうな。

年に一回のペースでの、パンジョでの「田舎そば落語会」、
来年の福丸さん、楽しみにしておきます。


田舎そば寄席
2018年6月9日(土)午後4:00開演
泉ヶ丘・パンジョホール


一、旭堂鱗林・・・・・・・・「荒大名の茶の湯」
二、桂福丸・・・・・・・・・・「そば清」
三、桂福丸・・・・・・・・・「風呂敷」
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「暇活」短歌がつくれたら~(2018.06.08)

2018-06-08 21:21:21 | 短歌

「暇活」短歌がつくれたら~(2018.06.08)


雨が降ってるし、頭の中が短歌モードになっていないようで
どうしようかと迷ったのですが、月一の会なので・・・参加。

参加といえば、狂言師の方が初参加、
「サラリーマン狂言」とかされているようです。

最初の、歌は素敵でした。


例によっておみくじを引いての、
私の今日のお題は「あこがれ」と「そよ風」

ごまめ短歌

韓ドラを興味もなしに眺めてるとてもやさしい私である

あおあおと皐月の風はあらためて愛する心を運んでくれる

ふたりして犬をはさんで語りあうワンクッションのある老夫婦



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言葉なんかおぼえるんじゃなかった・詩人からの伝言

2018-06-07 06:05:04 | 本の少し
言葉なんかおぼえるんじゃなかった: 詩人からの伝言 (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房

☆☆☆

詩人って、響き、良いですね。

言葉の詩人、田村隆一が

「言葉なんか おぼえるんじゃなかった」と、
言葉のない世界
意味が意味にならない世界に生きてたら
どんなによかったか」

逆説的ですよね

言葉を愛し、心を愛し、人を愛する、

詩人からの伝言。

へそまがりながら、その説はなるほどと、頷かされる。

借金では、金持ちから決して借金するな。
その理由は考えてくださいな・・・。

また、健康な借金と称して、
借金は借りた方はしっかり記憶しておくべき。
貸した人は、忘れること。あげちゃった、ぐらいに考える
これが健康の秘訣・・・・これって、至極当たり前ですな。

なっ。



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無趣味のすすめ~村上龍

2018-06-05 05:05:05 | 本の少し
無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫)
クリエーター情報なし
幻冬舎

☆☆☆

2009年の発刊の本だが、内容が丁度タイムリー。
というのも、今世間を騒がせている日大アメフト部、
謝罪という行為にツイテ・・・村上龍さんは、

何らかの疑いが生じたときは、ことの経緯と自分たちがどう関与したかを
明らかにするのが先決だ。単に謝れば言いわけではない。

そもそも何が起こったのか、どういう経緯だったのか、
どういう原因で起こったのか、自分はどう関与したのか、
責任は誰にあるのか、損害を把握しているのか、どのような
対応をしたのか、事態は解決に向かっているのか、再発防止のために
どのような対策をとるのか、損害賠償について具体的にどう考えているのか、
今回のトラブルに対し誰がどういう責任をとるのか、そういったことを
速やかに明らかにすることが、謝罪よりもはるかに重要である・・・・と。

危機管理とは・・・・。

まあ責任とる気もなし、隠蔽体質そのままでは、
すべてが後手後手に回っていますな。
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