おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ちょっと近所をドライブ①

2008-04-15 16:21:05 | まち歩き

久々の更新になってしまいました。個人的には2月、3月は超忙しかったので、4月に入ったらすこし息抜きしたいなあ~、と思っていたら、天候不順のせいもあってダウンしてしまいました。だって、すっごく寒い雨の日のあとにフワ~っとなまあたたかい曇りの日が続いたり、朝は晴れていたのに昼から土砂降りの雨になったり・・・ 周りの友人たちも次々に「ボーナ サム(あたし具合悪い・・・の意)」・・・ 近隣の国や黒海方面など、いろいろどこに行こうか考えたけど、こんな天気の調子なのでどこか近場に「プラ~っ」と行くくらいにしておこう。

近所というと、やはりソフィアからギリシャ方面に向かっていくほうかな。まだ行ったことのない温泉もあるし、スキーリゾートもあるし・・・ 去年行って面白かったワインの名所メルニックにも行きたいし・・・ と、だいたいのコースが決まりました。休日のんびり休みに行くのに早朝出たんじゃ休まらない、と土曜の朝10時にソフィアをいつものペルニック方面に向けて出発・・・ したら大渋滞にはまってしまいました。金曜日の夜の民族大移動(!)の大渋滞は知ってたけど(ソフィアンツィ(ソフィアっ子)が仕事が終わって自分たちのセロ(田舎、村)に行って週末を過ごすので、金曜の夜ペルニック方面に向かう道路は特に大渋滞・・・)、土曜の朝もこうだとは・・・ みんな考えることはだいたい同じなのね。そして、今やわたしも大都市(!?)ソフィアの住人・・・ でも、ペルニック方面と分岐するところから車はぐっと少なくなり快適ドライブ!! 

Strumakawakudari このギリシャに通じるE79号線は南に向かうほど暖かくなり、景色は萌え出るような緑・・・ 道沿いにはチェレシ(さくらんぼ)やヤボルキ(りんご)の花が咲き、肌をなでるやわらかい風が心地よい・・・ ブラゴエフグラッドを過ぎると渓谷を走りますが、川ではラフティングを楽しむ人たちも! (でも、この川って、前に住んでたペルニックのアパートの横のドブ川とつながってんだけど・・・) まずはメルニックまで一気に南下。出掛けには曇っていたけどすこし日がさしこんできました。

Melnik メルニックといえばワイン!! ですが、この周辺にはどこもブドウ畑がたくさんあります。近くの小さな村の名前も「ヴィノ(ワイン)」や「ロザ(ぶどう棚)」にちなんだものが。今は学校の遠足のシーズンのようで小学生くらいの子供たちが先生に先導されてきていました。車もバイクもたくさん来てて、ニギヤカ!!

Wine 車を町の入り口に止めて、去年行ったのと同じ洞窟のワインセラーに登っていってみました。ここのは保存状態がよくておいしい! 入場料1レバには1杯試飲料も含まれています。ドライの赤とハーフドライの白を試してみました。ハーフドライの白は香りがとてもフルーティーでGOOD! 

と、そこへブルガリア人のカップルが入ってきました。奥さんはここは初めてのようで洞窟の奥のほうまで見ていましたがダンナさんのほうはここは初めてではないようです。

「ケスティンの樽の赤ワインを。」 え?ケスティン?? 奥さんは別の樽からワインを取っていました。えっ?何、ソレ?

この二人が立ち去ったあと、早速ワインセラーのご主人に尋ねてみました。

「同じぶどうからできたワインでも樽の材質で味が変わるのさ。」 へぇ~、なるほどね。ちなみに最初に飲んだワインは一般的なオーク(樫の木)の樽でしたが、ケスティンとは栗の木のこと。こちらも試してみました。確かに香りが違います。同じワインなのに樽が変わるとこうも変わるモンなんだ・・・

「カベルネやメルロはケスティンの樽には合わないんだ。ぶどうの味と木の香りが悪い具合にマッチしてしまう。でもここの固有種メルニック種のワインはケスティンの樽によく合うんだ。」 また今年もここで新しいウンチクを・・・ 勉強になります。ここで赤、白一本ずつビンにつめてもらって買って帰る事に。しばらくぶらぶら散歩してのんびりしたら、さて、では次の目的地へ

コメント (4)
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