メルニックでお土産屋さんを見ながらぶらぶらしてしばらく時間をすごし、さあ、次の目的地、バンスコへ移動しよう! でもその前に、地図でコースを確かめておきたかったので車を置いたすぐそばのメハナに入り、地図を広げました。セルビチョールのおじさんに、「あの~、バンスコに行くには?」と聞くと、「よくぞ聞いてくれました!!」とばかりにべらべらべら~~っと説明してくれました。ハハハ・・・どうも(汗)。結局、もと来たE79号線を戻るのが一番確実ということになりました。
シミトリという町から山に登っていく道に入りますが、緩やかなカーブのものすご~くきれいな道路に整備されていて、日本のスキー場に行くのにありがちなくねくねつづら折がない!! あっという間に「バンスコへようこそ!!」の看板が・・・ 山にはまだまだ雪が残っています。進んでいくと、目の前に広がったのは・・・ドーン! 建てかけのリゾートマンションの大群!! そして頭上を行き交うゴンドラ・・・ 最近できたっぽい。 う~む、なんか期待してたのとちょっと違う気がする・・・
ソフィアの友人エモとステリが推薦してくれたゲストハウスを探してみました。何の連絡もしていかなかったので、見てみてあまりに期待とかけ離れていたり、高いこといわれたらそのままソフィアまで帰っちゃおうかな・・・ 果たして、そのゲストハウス「ラズル」はリゾートマンション群からすこし離れた普通の住宅街の一角にありました。ベルを押しても誰も出てこず、中に入って「ドーバル デン」と呼びながら誰かいないか探してみると・・・ 奥の食堂におばさんが。
「ここ、ホテル ラズルで、あなたマリアさんですよね・・・」
「どれどれ(私が持っていたメモを取って)そうだよ、私がマリアよ。」
「ソフィアの友人から聞いてきたんだけど。予約してないけど1泊空いてる部屋ありますか?」
空いてる部屋があるということで、ここに泊まることにしました。今の時期はバス、トイレつきの部屋が1泊一人20レバ、冬のスキーシーズンは25レバだそうです。部屋を見せてもらうと・・・ なかなかいい感じ。おばさんもおじさんも気さくだし、うん、これなら友人たちが推薦した理由はなんとなく分かります。
チェックインしてすこし散歩に出てみよ~っと、バンスコの町へ。中心を川が流れています。でも、面白い!! ホテルやリゾートマンション、それにゲストハウスが多いこと多いこと・・・ それだけたくさんのお客がシーズンには来るんでしょうか・・・今はスキーシーズンも終わったせいか(まだすこしはスキー客もいるみたいだけど)観光客より地元っぽい人が多いかな。
もう少し散歩して夕食をどこかのメハナで・・・なんて思って行くと、
「さァ~、ウチのメハナへどうぞ~!!」
「ウチのメハナは歴史あるメハナだよ~、がっかりさせませんよ~」、と客引きが(英語で)。
うーむ、もともと観光客目当てのメハナが多い上に、シーズンオフが近いせいか、たくさんのメハナが競争しているようです。でも、なんか高そう・・・(まあ、ヨーロッパのほかの観光地よりは断然安いんだろうけどね。) 熱心な客引きを振り切って、バンスコ唯一の大きな(?それほど大きくはなかったかな)スーパーマーケットのお惣菜コーナーでテキトーに買ってきてしまいました。ハァ~・・・ 完全にブルガル化してる私・・・