バンスコの町を散歩していると特に目に入るのが建設中の建物の大群!! アパートのみならず、ホテル全体を建てかけて「プロダバ セ」つまり売りに出している物件もたくさんあります。でも全部が全部売れてる感じではなく・・・ あまり景気がいいのかどうかも・・・ 黒海沿いのヴァルナやブルガスと並んでブルガリア屈指のリゾート地、バンスコ。ロシア方面からのスキー客も結構来ているようですが・・・ EUに入ってすこし華やいだ季節があったんでしょうか、でもやっぱり「バブル」だったのかな? ホントに「マフィオルスカ・ラボタ」という言葉がふさわしいような・・・
次の朝、ゲストハウスを仕切るマリアおばさんに食堂でコーヒーをご馳走になりながら、そんな話をしてみました。
「ここ最近すごいのよね~。外国人も(不動産を)買ってるけど、ソフィアンツィ(ソフィアの人)が買ってるみたいよ。でも、ここバンスコはもともと小さな村で、山があって木がいっぱいあって、そんな自然がいっぱいある素朴さがよかったのに、最近はスキー場にするんで木を切っちゃうし、きれいなビルがいっぱい建っちゃって・・・ 逆に幻滅されてしまっているようね。」 う~む。だろうなァ~。何か分かる気がする・・・
「今日はこれからお客さん来ないから、ゆっくりしてってもいいのよ。」と言われ、後ろ髪を引かれつつも、すぐにチェックアウト!! だって今回の旅行のもう一つの目的を果たさねば!! と、出発! 車を出すと、たくさんの人たちが町に繰り出している様子。川沿いの広場、昨日渡った橋、そして町の中心に向かう道路はパザールになってました!! 日曜日はどうも車を通行止めにして青空市場になるようです。色とりどりのキリム(じゅうたん)が橋の欄干にかけられてなんとも華やか!!
次の目的地に向かう途中で、ちょっと駅を通ってみました。調べてみると1日に4往復しか列車がない・・・ でも、観光地にふさわしくきれいな駅で、何とSLが!! 駅員さんに許可をもらって写真を撮りました。昔はこのSLが走ってたのかな~。いい季節に高原列車でここに来るのも何かいいかも。
バンスコから5kmしか離れていない隣町、その名も「バーニャ」つまり、「風呂(またはバスルーム)」!! こんな名前にふさわしくこの町には温泉が湧いていて、いつもの公営のお風呂があります。
オブシュタ・バナ(男女別の大浴場)もいいけど、今回はのんびりバナ(個室のお風呂)を使うことにしました。だってロマの子供たちが、何と!浮き輪を持って行ったんだもん!! こりゃーニギヤカそうだなァ~(苦笑) バナの個室は清潔でお湯はもちろん新しいのを入れます。シャワーももちろんある! すっごい硫黄の香り・・・ あ~、温泉♪ ウチにはシャワーしかないので体を湯船に浸すと手足がジンジン温まるのを感じます。結構キクな~。
今日はせっかくなので、温泉のはしご!キュステンディルの温泉にも入るゾ!!