おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

電話機と蓄音機

2008-05-16 15:36:46 | うんちく・小ネタ

といってもベリ・テフニキ(家電製品)の話ではないのですが・・・ ブルガリアに来てすぐ、まだムラドストに住んでいた頃、友人のナターシャが、「お部屋に何もなくてさみしいでしょう」とお花の鉢を2つくれました。

ところで、海外生活者のみなさま、生活していて困ることの一つに、「日本語ではよく知られているものでも、地元の言葉でも、まして英語でもなんと呼ぶのか分からない」ってこと、ありませんか? たとえば、魚の名前や野菜の名前など、日本語では「鯖」「白菜」だ、とすぐわかってもブルガリア語では「???」、英語でも「あれ?なんだったっけ・・・」 別にスーパーで陳列されているものを買ったり、対面販売でも指差しで買えれば生きてくのには全然問題ないんだけど、「この魚、日本人もよく食べるよ」とか、「これ、日本ではこうやって食べるんだ」なんて友人達に説明するのに困っちゃうんですよ・・・

Tanpopo 道端に咲いている小さな花たちやよく飾ってある花の名前も事あるごとに「この花、何て名前??」と尋ねますが、日本の花の名前のイメージとあまりに一致しないので・・・ たとえばナズナ(ぺんぺん草)は「オフチャルスカ・トルビチカ」(=羊飼いの袋)。なんでもハート型のあのぺんぺんいうところの形が羊飼いの肩掛けに似てるから、なんだって。それからタンポポは「グルハルチェ」。「グルフ」って「聾唖者」って意味なんだけど、何でだろう?英語でもあんな小さな花に「ライオン」がついてて不思議ですが・・・

もらったお花の名前もそんなのの一つ。ブルガリア語でなんて名前のお花なのかまったくわかりませんでした。一つの鉢は昔日本でも流行った「セントポーリア」みたい。しばらくすると小さな白い花が咲きました。同じ花を窓辺に置いている友人に聞いてみると、名前は「テメヌシュカ」。ブルガリアではこれは女の子の名前です。

Telefonche もう一つの鉢はとても元気がよくてどんどん伸びます。あの日当たりが悪くて寒かったペルニックのアパートでもどんどん伸びて一つの鉢から4つに株分けしました。そして赤い、ちょっと不思議な花が咲きました。でも、この花、なんて名前?? うしろのほうが少しふくらんでて、お花の奥に向かって何だかしるしのようなちょっとグロい(?)模様になってるので、これってもしかして「食虫植物」??

この花もよく窓辺に置かれていて、何件かの友人の家でも見つけました。その中の1軒、バーバ・マリアとイバンカに聞いてみると、「ああ、これ? テレフォンチェよ。」テレフォンチェ?! つまり電話?! ウ~ム・・・ なんとなく電話の受話器に似てなくもないけど・・・ だからって、この名前、あまりに安直じゃない?? そういえばブルガリアでは「朝顔」は「グラモフォンチェ」 つまりは、「蓄音機」!! 朝顔の花に似てるから蓄音機のあのラッパの部分が「朝顔」って呼ばれるようになったんじゃないの? これじゃあ、どっちがどっちかわかんないよ!! まるで卵が先か、ニワトリが先か・・・ みたいな。 でも、ホントの所、この花の正式名称が「電話機」なのかどうかはいまだにナゾです。どなたか写真を見てこのお花の名前が分かる方、教えてくださいませんか??

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする