あ~っ!! また賞味期限が切れてしまった日本茶・・・ 日本から送っていただく貴重品ですが、こちらではよくこういう失敗をしてしまいます。もともと日本にいるときから日本茶よりもコーヒーを飲むことが多かったこともありますが、こちらに来てからさらに日本茶から遠のく理由が!!
こちらには小豆がない!! だからあんこがない!! 羊羹や饅頭の主要な材料なのに~!! 日本茶に合う和菓子は売ってないし、作るのも難しいし・・・
こちらの甘いお菓子というと、ビスケットやクッキーなど、小麦粉、牛乳、バター、ナッツ類からできたものが多い!それにチョコレート、クリーム、ドライフルーツも使われていて、どうしても自分の中で日本茶と合わない感じがしてしまいます。特に合わないのがバターやサラダ油を使った甘味。どうしてかな~?? 「えっ?合うよ~っ!!」というご意見の方もおられると思いますが・・・
そこで考えた、和菓子の特徴・・・ 「究極」と「至高」対決でおなじみ某料理マンガでのたまわれていた、「和菓子の甘さは柿の甘さを越えてはいけない」・・・ 油脂や香料を使っていない分甘味が直接舌に感じます。そこでおいしい緑茶を一口。 ん~♪ これよね~っ!!
ということは、乳成分や油脂分をあまり使っていないお菓子ならぎりぎり合うかな~? そういう感じのお菓子は、探してみるとまァまァありますが・・・
まずはジャム(ブルガリア語でマルマラッド、またはコンフィチュール)を使っているお菓子。中でも「プラスコビ」、すなわち「桃」(見た目のまんま・・・)という名前の一口お菓子は、食感は小さなお饅頭。小さな半円のカステラやボーロの間にシプカ(ローズヒップ)のジャム。でもあんまり酸味のないジャムなのであんこに近い感じがしますよ。
あとは、トルコ菓子の甘~~い蜜のしみたバグラーヴァ系のもの。油を使っているのでしょうが、甘い蜜の中に浸かっているので・・・ 何よりこの甘い蜜は脳の中枢に響くほど甘~~い!! 完全に「柿の甘さを越えて」いますが・・・
最近では近所のスーパーでせんべいらしき物が売られています。中国からの輸入品で、一口サイズのもの。しょうゆ味のほかにチーズ風味、バーベキュー風味、のり風味などのフレーバーも充実!! これは甘味じゃないけど日本茶には合いそう。
まァ、でもブルガリアにも白豆はあるから、白あんは作れるけどネ。今度作ってみようかな~。でも、白あんで「おしるこ」なんてあり得ないだろうし・・・ 白あんのみで作れる和菓子ってどんなのかな・・・ おいしくできたら(豆を甘くして食べるというコンセプトのない)ブルガリア人の友人たちにも食べさせてみたいナ!!