アメリカでこの時期大量に食べられてしまうのは七面鳥。感謝祭のごちそうですね。大統領から「恩赦」された七面鳥はそれから丸焼きにされる心配から解放され幸せな余生を送るんだとか・・・ ブルガリアでは感謝祭のお祝いはありません(ちなみに同じカボチャつながりのハロウィーンは少しずつ浸透しているらしい・・・ あんなにアメリカやカトリック教会を受け入れない国民性なのに・・・)が、七面鳥はよく食べられています。ブルガリア語では「プイカ」。それからニワトリ以外でよく食べられる鳥ではアヒル(パティッツァ)、そして下の写真のようなガチョウ(グスカ)もいます。
よく田舎に行くと「グアッグアッグアッ」と集団で道を横切る!! ブルガリアでこの類の鳥は放し飼いが一般的です。「最近野犬が増えて困るのよね~」とラドミルに住む友人のボビーは言いますが、彼女の家のまわりは相変わらずグアッ、グアッとアヒルたちの散歩道・・・ 犬に襲われないのかなぁ?
見た目アヒル・・・ですが、ホントのところどうなの? 白いヤツだけじゃなくて緑の、カモのような柄のあるやつも多い!! スーパーで(もちろん元は何色だったか分かりませんよ・・・)「パテシュキ・ドロップ」つまり、レバー!! えっ?! もしかして、それってフォアグラ? でも、本当のフランス料理のフォアグラって食べたことあったっけ?
季節的にはやっぱり鍋にしよう!! と思ったとき、スーパーにこのアヒル系肉のコーナーがあるのを見つけました。アヒル・・・って言うとなんだか食欲わかないな~ でも、日本で言う「鴨」に近いはずだから・・・
鴨ならネギと一緒に!!
いいお出汁が出るよう、あえてモモ肉だけでなく首の肉も!! う~ん!! 濃い~っ!オイシ~!! ネギはブルガリアで今が旬の「プラス」、たぶんポロ葱。火を通すと日本のネギよりも甘い感じが!! そしてコクのある味なので赤ワインで・・・ 優しいねぎの甘味とお肉から出た深い味わいのブルガリア風鴨鍋!! 〆はおそばを茹でてみました。
ちなみにブルガリアではこのアヒル系のお肉、結構お値打ち価格で手に入りますよ!!