ところで、フランス料理って何なんでしょーか? 機材を使ってスプモーニとかってソースを泡状にしたり、わさびやしょうゆはもう普通っていう最先端ヌーベル・キュイジーヌっつーのじゃなくて、普通のフランス人はいったい何を食べて故郷を感じ、これがソールフードだと感じるんだろう? だいたいヨーロッパ人一般は食に対して超超超保守的なんだよね~。
パリでまず分かったこと。フランス人のお友達が一言、「今日のランチは大好きなフライドポテトなんだ~っ!!! ウキウキ♪」 えええ~っ!? フライドポテトでテンション上がる? しかもトッピングはケチャップやマヨネーズって・・・ それマジで言ってんの?
しかしボルドーでも行った、行列のできる、予約を入れられない人気店はステーキハウス!! フランスでステーキ店に行列!? その理由は何と!! 後輩曰く、「ここのウリは鴨の油で揚げているフライドポテトが食べ放題なんですよ~!!」・・・ やっぱりフライドポテト!! 確かめに開店前から並んで行ってみました。夜7時に開店なのですが、6時半から並んでももうワタシたちの前には長蛇の列!!
開店と同時に入れるかな~? 開店するとこの長蛇の列の人々が吸い込まれるように店の中に流れ込み・・・
3階までギッシリ!! 席に着くとサラダとメニュー!! 基本、ステーキしかないので焼き方を尋ねられます。「ア・ポアン(=ミディアム)・シルヴプレ~♪」
するとハーブとバターのソースと共に供されます。で、ポテト~っ!!
本当においしいポテトだ~っ!! ファストフード店のポテトとはかなり違います。もちろんワインで流し込むとサイコーっ!! 食べ終わって外に出てみると、まだやっぱり長蛇の列が。すご~い・・・
そういえば、フライドポテトのこと、「フレンチフライ」ってアメリカでは言いますよネ。でも美食の国の人たちが実はソールフードとしてフライドポテトを愛して止まないって知らなかったなァ~!!
ちなみに、このステーキハウスのステーキ・・・ アメリカや日本でいうステーキとはずいぶん違う・・・ どっちかと言うと、これはつまり英国のロースとビーフや日本の牛のたたき(特にこの店のレアは)に近いように思えます。英国料理はフランス料理をお手本にしてるって聞いた事あるけど・・・ そういえばパリの別の旧友のところに夕ご飯におよばれしたとき出されたのはオーブンで仕上げたローストビーフでした。イギリスは仕上げの味付けは自分でするのが流儀。どの店にも大瓶の塩、コショー、そしてモルトビネガーがありましたが、フランスの場合はキチンと味があるんですよね~。
夕食のおよばれの場合、「前菜にキッシュ」というのが一番多かったです。そのせいか、手作りキッシュは 意外と軽め。おいしい~♪ でもその後はメインが待ってます。本当にお腹いっぱい!! ごちそうさまでした。