おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

山あいの古都~ガブロヴォ

2016-08-04 07:31:59 | まち歩き

ガガ~ン!! 今年の夏は忙しくって黒海リゾートでのんびりすることはできなさそう・・・ せいぜいパンチャレーヴォあたりのソフィア近郊で温泉かプールくらい? というのもちょっと用事で8月中1週間、ガブロヴォに行くので、どんな所かちょこっと偵察だっ!と思ったところに以前からの友人家族からお誘いがあったわけで・・・ シプカ峠を通ったわけで・・・

友人家族は温かく迎えてくれました。おいしいセロのお庭で採れた野菜&庭で育ったニワトリ(!!)でおごちそうっ!! 「ウチの食べ物は全部ドマーシュノなのよ!!」 ここんちは3人息子がいて一番上はもう独立しソフィアで働いていて、次男のダンチョ(英語名でいうとジョーダン)はティーン、三男のマテイチョ(英語名ではマシュー)は小3です。育ち盛りの男の子のいる家の食事はゴーカイ!! ブルガリアの1コ800gくらいあるパンが1回の食事で2コくらいすぐになくなります。その秘密は、ここんちのママ、スラフカがすっごくおいしいパンの友を作ってくれるから、ですが、そのことについては後ほど・・・。

このガブロヴォ市、「ユーモア」(ジョーク?)や「ケチ」で有名な所で「ユーモア博物館」なるものもあるそうなのですが、尋ねてみると、ここんちのお父ちゃんニキは、「う~む、あんまり行く気がしないんだよねぇ・・・」との事。うむむ、何で?と思っていると、「それよりいいところがあるよ」とニキ。この地元民家族が、夕方・・・というかこの時期夜9時半ころまで明るいので夕方というのかどうかわかりませんが、そこまで散歩に誘ってくれました。まずは「エタラに行こう!まだ中のお店も終わってないはずだし・・・」と男の子たちを連れてエタラへ出かけました。エタラとは、谷間に昔のブルガリア民族復興期の建物、特に石屋根のお家が並び、そこでブルガリア伝統工芸の実演が披露されているところなのです。そこについては次に書きますネ! 

川沿いを歩いていると年上のダンチョが道端の猫じゃらしのような草の先端を飛ばし始めました。それを見ていたマテイチョもやりたそう!! お父さんの手ほどきでどうにかできるようになりました!! 茎を引っ張ってミニ猫じゃらしの頭をぴんっ!! 身近にあるものを何でもおもちゃにして遊んじゃう!! なんだかワタシの小さなころみたいでナツカシイ感じ・・・ まだまだ明るいこの時期!! 仕事が終わったママ、スラフカも合流! 「ガブロヴォ市内が見渡せるところがあるのよ」とスラフカ。


「この街はブルガリアで一番端から端までの距離が長い町なんだ」・・・ 前に住んでた田舎町ペルニックも途中で”Г”の字に折れ曲がって13kmあったけど、この街は23kmもあるんだって!! そしてこの都市は川沿い、そしてメインの川の支流に沿って街が形成されているので、市中心部以外は山道を登って家々にたどり着く感じになります。この山道がスキーでいう上級者コースっていうくらいの急勾配っ!! 雪降ったら人々はどうするんだ⁉ そんな山道の一本を上へ上へと家族全員を乗せたウチのムルティプラちゃんは登ります。こ、ここはローで登らないと!! 登っていく途中に小さな動物園やガブロヴォ市民がバーベキューを楽しむ公園の横を通って、この道もうすれ違えない…という細い道・・・と、ひらけて、おおっ!! テレビ塔のところに来ました。

そこから見える風景は・・・ 

美しい山あいに溶け込んだ街。

そしてテレビ塔の足元にはローマ遺跡!! 「若いころ、ここの発掘作業を手伝ったんだ。いろいろ出てきたんだよ」とニキ。「今でも掘れば何か出てくる?」と尋ねると、「もう全部堀つくしちゃったから何も出てこないと思うよ・・・」 

やっぱり太古のむかーし昔から人が住んでたところに街ってできるのねぇ・・・ とっても暑かった日でしたが、日が落ちるとともに急に涼しい風が山あいのこの街を包んでいきました・・・

 

コメント (1)
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