おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

昔の人はこう生活していた!? エタル

2016-08-29 19:22:33 | アート・文化

ご無沙汰いたしました。ガブロヴォに1週間おりました・・・が、全く出歩く機会がなく、この話は先回に行ったときのこと・・・

友人家族は「ガブロヴォに来たら絶対に行かなきゃ~っ!!」と連れて行ってくれた「エタル」。

小さな集落ごと民俗博物館になっていて昔の生活が分かるように当時の設備を各所に配置しています。その上おみやげ屋さんやレストランもあります。

水の豊かなこの地域、川に沿って配置された家々や作業場があります。

古い施設も移設してきちんと手入れしてるのでなんかいいですね~っ!! ブルガリアで典型的な石屋根のお家。

屋根は美しく苔むし何とも重厚で、屋根裏はこうなってるんだァ・・・ 

昔使われていた馬車や農耕具も展示されています。中には「乾燥いちぢく製造室」なんてのも!

中はブルガリアらしくワンちゃん同伴もOK! ちなみにニャンコたちもしれ~っと住んでいます。(笑)


「上から流れてくる水」ってのはけっこう大きなエネルギー・・・ 規模が大きくなるとダムで水力発電っていうことでしょうけど、このエタルならコレっ!! 

せーんたくーっ!! この方法で洗濯ってのはバンスコにもあったなァ~、そしてスモーリャンの山奥にも・・・ 何せ「キリム」(じゅうたん)を手洗いしますもんで。今現在でもこの施設が近所にあったら超ヘビロテでソフィア市民が使用すると思います・・・長蛇の列を作ってでも・・・

水車も今見ても便利だし、パワー満点!! そういえば漫画「美味しんぼ」かなんかで、現代的な機械でやるよりもこういう設備で臼を回して粉をひいたほうが熱が伝わらなくて風味がよくなるっていうのがあったような、なかったような・・・

こっちの方の家って2階がメインの住居って多いけど、ここのエタルもそれがはっきりよくわかります。1階が倉庫や作業場。じゅうたんを織ったり、工房で作ったものをその場で売ったり・・・ おっ!! ここは笛などの楽器の工房だ!! 手作りでウグイス笛的なヤツや縦笛、それにガイダも作って販売しています。ここのおばさん、ワタシが日本人だというと、「ここにはいっぱい日本人が来てくれるのよ~!JICAの人たちとか、いっぱいきてくれて・・・」と名前まで憶えておられるご様子。しばらくするとやはり職人の息子さんも帰ってきて、私と友人家族を交えて、ひとしきり笛の話や日本の話、観光に来る子供や親たちのマナーの話なんかで盛り上がり・・・ お二人はガブロヴォ在住、ここの営業時間が終わったらお家に帰られるそうですが、ぎりぎりまで話し込んじゃいました(笑)。

ちなみに、案内してくれた友人は生粋の「ガブロヴェッツ」(ガブロヴォっ子)。某「地Oの歩き方」などのガイドブックでも、インターネットで検索しても出てくるのが「ガブロヴォはユーモアと『ケチ』の町」で有名!! その評判にたがわず、彼はここの入口で入場料を払う時、日本人のワタシがいるのに、「全員家族だ!だって人類みな兄弟っていうだろう?」と受付のおばさんに言いました・・・ このおばさんもおばさんで、それで切符を切るんだからさすがガブロヴォ!! わかってるぅ~⁉ ちなみに友人はさらに「ヤポンスコ・セメイストヴォ(日本人家族)って書いといて!!」と言っていました。

それでも・・・ガブロヴォで有名な話で、町のシンボルにもなっている、「ガブロヴォ人はケチなので、寒い冬に部屋の暖気が逃げないようにネコの長いしっぽを切っちゃう」っていうのは、あれは冗談ですよ~。だってネコたち、みーんな長ーいしっぽをぴんと伸ばしたりクネクネさせながら遊びに来るもん・・・(ちなみに写真はガブロヴォの町で出会ったうすみけおっどさん!) 

あっ、でも、しっぽのないネコがいたっ、ガブロヴォに!! マン島のネコ!! それも動物園のおりの中に・・・笑

コメント (2)
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