まだまだ寒くない9月後半のブルガリア。ドブリッチまで進出したと思ったらまたもや用事でプレーヴェン、ロヴェチ方面へ。特にプレーヴェンでは友人のスタネヴィ家に泊めてもらいました。彼らは以前、犬のブリーダーをしてたんだよな。 彼らの住むプレーヴェンの一住居区に行ってビックリ!! この街ってけっこうデッカい!! 最近ドブルジャ地方の要所ドブリッチに行って、「あ~、ここもまァデカい街だな~、知らなかった!」と思ったものですが、プレーヴェンの方がデカい!! 地方自治体としても、歴史的な役割としてもけっこう重要な所だったんですね~。市街地を歩き回る人も多い!!
ここンちのワンちゃん「リーザちゃん」と遊んでいやされて一路ソフィアに帰るか~・・・っと。
そうそう、この辺もまだ気になってるところがあるんだよね~。まず「オフチャ・モギラ」というところに温泉があるらしい!! プレーヴェンから数十キロのところです。行ってみると小さな村ですが人々がたくさん街に出ていて・・・ 大きなサナトリウムが。窓口できいてみると、「ナブラヴレーニエ(ホームドクターの紹介状)がないとダメ!ここのお湯はとても強力に作用するので必ず医師の指導の下に利用しないと意味がないのよ」と言われてしまいました。そっか~・・・ ここのところ温泉を探しても入れないことが多くて、なんか不完全燃焼気味なんだよなぁ・・・ おっと、でももう何カ所か観光地的に気になるところがあるので、そっち方面に行ってみよ~
クリシュラの滝は?今年の夏前に落石(?)事故で観光客が亡くなったらしいけど、う回路ができて観光再開になったと聞きますが・・・ 車で行ってみると・・・ けっこう整えられてる・・・そして、入場料とる? 駐車料金も?! う~む。今までブルガリアでは主流だったワイルド系名所・・・ 事故のせいもあるし、EU基準なのか、危険がないようになってきてるんだねぇ・・・ ここは予算と、そして滝までけっこう歩かなきゃならないようなので次回に先送り。
で、そこからもう少し帰り道を進んだ、ちょっとアタシ的に興味深い「デヴェタシュカ・ペシュテラ(洞窟)」一本にかけてみることにしました。この自然にできた洞窟ですが、第二次大戦後、たぶん何でも隠しやすいということでブルガリア軍の飛行機の燃料タンクとして利用されていたそうです。確かどっかでタンクがまだ残ってた時の写真を見たような・・・ 21世紀に入ったころ、この国もNATO入りを果たしたためか、タンクそのものは解体撤去されてしまいましたが、その跡がしっかり残っています。
でも、ここ、こうもりさんたちの巣で、何種類もの貴重な種類のこうもりやカエルや鳥などが住んでるらしいですよ。タンクがあった頃、動物たちには災難だっただろうなぁ・・・ それより動物たちに災難だったのはスタローン映画の撮影!! なんでも撮影のために入り口付近の木を切って罰金をクラったんだとか・・・ 自然は消耗品(それこそ映画の題名「エクスペンダブル」)じゃないんだからっ!! でもその時にずいぶんと減ってしまったこうもりも今ではだいぶん戻ってきているらしい・・・ ここ、入場料一人3レバ・・・(高っ!!涙)
入口にキャンピングカーなのか昔の軍の車の一部のような小屋があってそこでおにーさんが入場料を集めています。けだるげに寝てるワンちゃんやニャンコと一緒に入り口の番・・・
コンクリートの橋を渡って中に入っていくと・・・ オオ~、こりゃずいぶん大きな洞窟だぁ!!
上の方が天窓のように何カ所も開いていて、そこから光が注ぎ込むところでは緑が息づいています。
洞窟の中も、広ォ~い!!
声がすごく響くので自分の声にビックリ!!
中はどこからか流れてくる水がチョロチョロと小川をつくっています。奥にはタンクのあった跡。
ものすご~く涼しいーっ・・・ つーか寒いっ!! さすがにこうもりさんたちはおネムの時間。飛んでたのはハトだけ・・・
出てくるところに露店でこうもりのマグネットを手作りして売っているおねーさん。
「ほら、クスメットって書いてあってカワイイでしょ?」・・・「クスメット」=LUCKかな? まァ、これをワタシが買うとおねーさんに3レバが入るという「クスメット」がある。う~む、売った側に、ねぇ・・・。