おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

さよなら夏の日・・・新学期スタート!!

2015-09-15 23:07:12 | ブログ

庶民のみ住むソフィア市リューリン区・・・ 最近ご主人を亡くしたスラヴェナのところへ行くと、「ウチは今(本人、娘、娘婿、そして息子も)全員失業中でね・・・ 孫のステフィのために教科書買わなきゃいけないけど、全然現金がないの・・・どうしよう・・・」とさらに涙、涙・・・ そう、この時期学齢期の子供のいる家庭は大変なのです。さらに、教科書以外にも必要でそろえなければならないもの、納めなければならない費用も20レバ(約1400円)単位。月収が1000レバあったら御の字のブルガリア人でもこれはイタいっ!! 毎年、「1年生の教科書が無料で配布される」とか、何かしらの修学必需品が無料になる、という話がありますが、他のものの分が高騰&さらに多岐にわたる、ということで追いつきません。

今年1年生になる子たちには、「もうタブリッツァ(九九のこと)は勉強しない!! 計算機を使うから。子供たちはケータイを一人一人持つこと。学校連絡はSNSを使うから、家に必ずインターネット環境、もしくはスマートフォンでデータ通信できるようにしておくこと」と、もう親もついていくのが大変だ~っ!!!

それにしても新入学、新学期は何かウレシイ・・・ 夏休みが終わるのはちょっとカナシイけど、クラスのみんなと会えるのはウレシイもんね~。 

街のお花屋さんは、新入生へのお祝いや新学期に先生たちに送るお祝いのお花を求める人でいっぱいです。そして新入生のいる家族はみんなで一緒にお花選び!! 選んだお花を抱えてウレシそう!!

そんなみんなにツラレてか、お花を売っている人たちも街を行く人たちもなんだかウレシそう・・・ 


そしてソフィアの中心の目抜き通り、きれいにホコ天になったヴィトシャ通りでは教科書や子供向けの絵本、写真集やいろいろな教材を売る屋台的なショップを並べたイベントが。「春のパン祭り」ならぬ「夏の終わりの本祭り」?! 話題の新作小説(カズオ・イシグロさんのもあった!)があったり、


地球儀、動物や恐竜のペーパーモデルなんかもあります!! 子供たちはこの時ばかりとおねだりし放題!! あっ・・・ でも買ってもらえるかどうかは分かりませんけどネ。

国にお金のないブルガリア・・・ 教育の質の低下が叫ばれて久しいのですが、そのせいで私立の学校や付加的なクラス、つまり塾というのが流行りつつあります。「カンディダッストヴァネ」(たぶん受験のこと)、「マトゥラ」(卒業試験?)のために、数学、地理、歴史など難しい科目は、とうとう日本のように塾に行かないといけなくなっているのか・・・ 「ケータイで計算する」なんて言ってるんじゃ、これからますますそうなっていくのかも知れませんネ~・・・  


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