ある日、友人のパブリナのところへ遊びに行った時のこと。6年生の娘、アンゲラと、2歳のネンネちゃんカティのにぎやかな家・・・ でも、パブリナがうかない顔・・・ 「どうしたの?」と聞くと、実は2日前にはっきり分かったことのようですが、お姉ちゃんのアンゲラに健康上の問題が!!
「ず~っと体がいたいいたい」って言ってたんだけど、近所の医者じゃ理由が分からなくってネ。学校の検診にソフィアから先生が来て診てくれたときに分かったの。」との事。よく聞くとそれは日本語でいう「脊柱側湾症」では? 少し前にかがむと上に来る背中の、左右の高さが段違いに違う!! 原因は?
「アンゲラの体が柔らかすぎるからなの。」 ええ~っ!! 何も体育的な訓練を受けていないアンゲラですが、手の指をググーッとうしろにそらせると、そのまま腕につくっ!! (写真ではあまり一生懸命やってないみたいだけど・・・) 当然180°開脚し、前にペタッと上体がつきます。実はアンゲラのように、健康にかかわる問題になるほどではないにせよ体の柔らかい人がブルガリア女性には多い。なんでもパブリナ曰く、「お医者さんによると、ブルガリア人の17%が柔軟すぎる問題を抱えてるんですって。」
すごいな~。元々体が柔らかい上に、日本人の半分くらいの小顔、そして手足の長さはプラス10cm以上長い(?)となれば新体操にはもってこい!! 日本人がどんなに”小顔”になる努力をしてもタカが知れている(っつーかムナシイよね~)。ただ、「何もしなくても筋肉や関節が柔らかい」人と、「訓練で身体を柔軟に保つ努力をしている」人とでは、違いがハッキリ!! 生まれつきの人はフンバれない!! バスケのように重いボールを受け取ってググッと足で踏ん張ろうとするとクネッとなってしまう・・・ 身近な人でもそんな子がいたゾ!! だから、例えばフィギアスケートで「ビルマン・スピン」のように体が柔らかくないとできない技だけど、片足で、氷の上で身体を支えなければならない、というのはやはり訓練がいる!! フンバれる柔軟性が必要なんだな~と。
それから友人のブルガリア女性にいろいろ聞いてみると、「あっ、わたしも指、そらして腕につくよ~」と、様々な世代の人が言います。
ブルガリアに住んでもう何年にもなるけど、まだ本物の新体操の競技を見たことないな~。ソフィア中心部にあるスポーツ省からメチャクチャ美しい女の子達の一段が、ジャージで、リングやこん棒を持って出てきたのを見たことはあるけどね~。
と思ったら映像がありました・・・