豚の角煮(ラフテー)歴10年。
私の得意料理の一つです。
料理本4冊以上の角煮のレシピを参考に何度も作ってみて、工夫・改良を重ねた「良いトコ取り」のオリジナル(?)レシピです。
時間はかかりますが、簡単で美味しい!
ご飯のおかずにも、晩酌の肴にも、喜ばれるメニューです。
<下準備>
豚のバラ肉のブロックを買います。
脂身と赤身がきれいに「層」になっているものを選びます。
まず、お米をといで、炊飯器にセットします。この『米のとぎ汁』で豚肉を下ゆでするので、下ゆでする鍋一杯分捨てないでとっておきます。
だし汁は昆布でとります。昆布も角煮と煮て食べると美味しいので、たっぷり好きな量を3カップの水につけてダシをとります。(我が家では10センチ角の昆布を3枚ほど。ダシをとった後「結び昆布」にします。)ダシをとる時に、干し椎茸を一緒に入れておいても美味しいです。(もちろん、椎茸も一緒に煮て食べます。)
<作り方>
1) 豚肉は5センチ角ぐらいに切ります。(お好みでもっと大きくても可。)米のとぎ汁の入った鍋に入れ、加熱。煮立ったら、弱火にして2時間ぐらい煮ます。(※1)
私は長ネギの青い部分をたくさん冷凍してあるので、下ゆでの時にもネギを入れます。とぎ汁のない時は、ただの水でもかまいません。
2) ゆで汁を捨て、ぬるめのお湯で優しく丁寧に肉を洗います。
3) 洗った鍋にだし汁、黒砂糖、泡盛、香りつけの材料(八角・ネギ・ショウガ・ニンニク)(※2)、洗った豚肉を入れ、火にかけます。
お好みで、ゆで卵や結び昆布、椎茸などもここで入れます。
4) 煮立ったら、醤油を数回に分けて、味を見ながら加えます。
落としぶたをして、弱火で2時間以上(※1)、ゆっくり時間をかけて煮たら出来上がり!
(※1) 我が家では弱火で長時間煮込む料理の時には、
「シャトルシェフ」という保温鍋が活躍します。子どもがいると、「泣いてる!」とか「イタズラしてる!」と台所以外に気を取られて、鍋の事を忘れがちですが、「シャトルシェフ」のおかげで、鍋を焦がす事が減りました。(笑)
同僚の可愛い圧力鍋
「こなべちゃん」と並んで、毎日ドタバタしている私の強い味方です。
(※2)八角・ニンニク・ショウガなどの香りつけの材料(ネギ以外)は「お茶パック(だしパック)」に入れておくと便利です。特にニンニクや八角は煮汁の中で細かくなってしまうので......。
<材料(4人分)>
・豚バラ肉ブロック 400~500グラムのものを2つ
(・下ゆで用 米のとぎ汁 鍋1杯分)
■煮汁
・だし汁(昆布だし) 3カップ
・黒砂糖(粉状のもの) 1/2(二分の一)カップ
・泡盛(または焼酎・日本酒でも可) 2カップ
・しょうゆ 100cc(1/2カップ)ほど
■香りつけ
・八角(スターアニス) 八角は一つのものを8つに分け、涙型みたいな欠片を2かけ ※香りがきついので量に注意。
・長ネギの青い部分 10センチ(多くても可)
・ショウガ(うすぎり) 1かけ分
・にんにく(つぶす) 2~3かけ
■お好みで
・昆布(ダシをとった後、結び昆布にする) 好きな量
・ゆで卵(うずらのタマゴのゆで卵でもよい) 好きな量
・干し椎茸(もどしたもの) 好きな量
・鷹の爪(赤唐辛子) 入れなくても美味しいですが、大人の人はお好みで....。種を取り、1本ぐらい。
<追記1>
残った煮汁で肉じゃがをしたり、鶏肉を煮たり、こんにゃくを煮たり....一度で二度以上美味しい角煮です。
<追記2>
「角煮の脂を減らすワザ」
・下ゆでの後、フライパンで肉を焼いて脂を落とす。
・脂のほうを、フォークなどでブスブス刺しておく。