~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

おむすびの日

2011-03-07 22:32:22 | 日記
もうすぐ、3月10日です。

何の日かと聞かれて、答えられる人がどれくらいいるかしら…

東京大空襲の日

私もぼんやりしていると、この日を忘れてしまう、広島や長崎の

原爆の日は忘れないのに…

今日の新聞に、その頃栄養士を育てる日本勤労栄養学校の

生徒だった方のお話が載っていました。

大空襲の後、栄養学校の学生さんは、炊き出しのために動員され

小学校で、石積みの即席かまどで、ご飯を炊いておむすびを作った

そうです。ご飯があまりに熱くてやけどをしたが苦しいとは

思わず、夢中で握ったそうです。

どこからか届いた京菜で漬物を作り、おむすびに添えたそうです。

おむすびに添えた京菜の緑が、黒と灰色ばかりの焼け野原に

鮮やかだったのを今も覚えているそうです。

 少し前に、「おむすびの日って知ってますか」とメールを

頂きました。

1月17日がおむすびの日だそうです。

阪神大震災で、ボランティアの人達の炊き出しに、被災者の人達が

励まされたので、そのことを忘れないために、おむすびの日と

なったそうです。

おむすびは苦しい辛い中で、いのちを繋ぎ心を繋いできたのですね。

初女先生は、出来たてのおむすびが一番美味しいと思うと言って

ました。

学生さんが、やけどしながら結んだおむすびは、真っ直ぐに

いのちを繋ぐ食べ物となって、どんなに美味しくそして

生きる力となってくれたことでしょう。

1月17日はおむすびの日

そして、3月10日もまたおむすびの日だと、私は思うのです。

やっぱり、おむすびはソウルフード、神さまが下さった

魂の食べ物なのだ!と思いました。

コメント
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