~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

大きな課題

2011-03-26 23:54:09 | 日記
この大震災は、天災だけではなく深刻な人災を引き起こしています。

放射性物質汚染は海に大地にと、留まることを知りません。

政府は盛んに、直ちに健康に被害を及ぼすことはありません。と

言ってますが、直ちにとはどういう事?と思ってしまいます。

直ちに被害が出たら、それは大変なことでしょう。

直ちに出ないから安心なんていえないし、放射性物質の被害は

チェルノブイリの子ども達の甲状腺癌のように後になって出て

くるのに…

直ちにという言い方は、後でいくらでも逃げられる言い方の

ような気がします。

今、横須賀の米軍基地では、15日16日までに米軍で計測した

放射線量の値で、みんな母国やグアムに帰ってしまったそうです。

15日は風向きで、東京方面が危ないというので、某放送局では、

社員は夕方に帰宅命令がでたそうです。でもテレビでは

アナウンサーが心配はありませんと言ってました。

これだけの被害が出ているのに、テレビに出ている原子力の

専門家は、これでも原発は安全です。これからも必要ですと

言ってました。

ドイツではいち早く、原発の縮小を決めたそうです。

中国も新しく造るのをやめたとか…

私たちは今回のことで、大きな課題を与えらたのだと思います。

原子力発電をどうするかという課題を…

菅総理が、日本の原発は安全と、ベトナムに原発を売り込み

受注に成功した後で、こういうことが起きました。

何か、偶然とは思えない気がします。

世界で唯一の被爆国である日本が、原発をこんなに造り

そして、再び人々を放射能の下にさらしているのです。

この大震災によって与えられた大きな課題を、

一人ひとりがしっかりと考えてる時が、来たのだと

思えるのです。

これ以上人災が広がらない事を、福島原発の一刻も早い

終息を心から祈ります。

コメント
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