昨日、ふらりと本屋さんに立ち寄り、どんな本が
出ているのだろうと見ていると、
何とビクトール・フランクルの「夜と霧」が
平積みになって置いてあるのです。
昔は、大きな書店の隅っこに1冊あればいい方
だったんじゃないかな
もしかして、時代が変わったのか…
「夜と霧」を見た途端に息子が「この本は俺は
アマゾンじゃなく本屋で買う」と言っていたのが
思い出され、思わず息子のプレゼントに買って
しましました。
フランクルはウィーンに生まれ、フロイトに師事し
精神医学を学び、ナチスの強制収容所から生還
した医師であり精神・心理学の学者です。
(夜と霧の原題は「心理学者、強制収容所を
体験する」です。)
今日、久しぶりに読み返しフランクルの目を
通して綴られている極限状態の人間に
自分自身のことを考えさせられました。
今まで、何度フランクルの言葉にハッと
させられたことか…
『人間の生きがいは、その人が毎日行う
行動の積み重ねである』
『幸せは決して目標ではないし
目標であってもならないし、
さらに目標であることもできません
それは結果にすぎないのです』
『どのような状況になろうとも
人間にはひとつだけ自由が残されている
それはどう行動するかだ』
『そもそも我々が人生の意味を
問うてはいけません。
我々は人生に
問われている立場であり
我々が人生の答えを
出さなければならないのです
ビクトール・フランクル』