昨日観たもう一本の映画は
長崎県で50年もの長い間、ダム建設に反対している
こうばる地区の住民のドキュメントです。
こんな風に書くと、な~んだと思うかも
しれませんが、自然豊かな里山で、「ごく普通の
暮らしを、ごく普通にしたい」と呟いている声を
聴き、あ~「祝福の海」でも「カンタティモール」
でも、同じことを言っていた。
なぜ、こんな当たり前のことがこんなにも
大変なんだろうと思ってしまいました。
こうばる地区の人たちは、50年もの間
毎日座り込みをして、重機が入らないように
していましたが、去年の7月28日の深夜12時頃
重機が入ってしまい、こうばるの人たちは
重機の下に入って「私たちをどかさない限り
重機はうごかせませんよね」と工事をストップ
させているのだそうです。
映像を見れば、誰もがこの自然を残したいって
思える、日本の原風景のようなところです。
こうばるの54人の住民が、ひとつの家族のように
なって守っているのです。
こんな生活を50年もしているのに、兎に角
みんな明るくて、よく笑うのです。
だから、観ているこちらが元気づけられるのです。
「ほたる祭り」が行われる、自然豊かな大地を
守り続けようとする人たちがいることを
是非、映画を観て知って欲しいと思いました。