心地よい風が、暑かった一日を忘れさせて
くれるようです。
長い一日でした。
朝、息子に「誕生日おめでとう」と言った直後に
オウムの死刑囚の執行を知りました。
当分ないだとうと思っていたので、頭が真っ白に
なり、言葉が出て来ませんでした。
田口ランディさんから、林さんのお母さんのことを
聴いていたので、お母さんが先に亡くなっていて
良かったと、そんなことが頭を通り過ぎて
行きました。
オウムのしたことは、赦されないことですが
刑の執行を知り、何か割り切れない気持ちになり、
落ち込む自分がいます。
新聞に信者の脱会を長年支援し、自信もVXガスの
被害にあった「オウム真理教家族の会」の
永岡会長は、松本智津夫元死刑囚以外の
12人の刑の執行をしないように法務省に要望して
きたそうです。
永岡さんは、端本死刑囚との面会を重ね
「事件後は後悔の念にさいなまされていた」と
感じていたそうです。
「あんな良い子が…。執行しないでほしかった」と
言葉を失ったと書いてありました。
端本元死刑囚は、早稲田大学在学中、オウムに
入信した高校の同級生を脱退させようとして、
オウムに関わったことから逆に自分自身が入信して
しまったそうです。
なぜ、彼らがオウムに魅かれていったのかが
解明されないと…
二度とこういうカルト集団が生まれないためにも…
長い長い一日が終わろうとしています。