~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「正坐」

2019-09-19 23:32:50 | 日記

息子が家を出て、お弁当作りがなくなり朝の時間が

空いたので、毎朝30分正坐を始めました。

4月から始めたので5ヶ月が経ちました。

何も期待せず、ただ坐っています。

友人が送ってくれた和田重正先生の文章を読み

坐るということの意味に、驚きました。

          正坐

 バケツの濁り水を動かさずに、静かに置いとけば

 自然に埃が沈んで水は澄んでくる。

 人間もガサガサしていると心の中がひどく濁って

 ものが正しく見えない。

 頭ものぼせてよく働かなくなってくる。

 この濁りをとろうとして、色んな方法を講じても

 ますます濁りを増すばかりだ。

 ただ黙って教えられた通り坐っていると、

 自然に濁りがとれて心が明るく、目がよく見え

 頭も軽く働くようになるものだ。

 どうしようとも思わずに、一切成り行きに

 まかせて放っておきさえすればよい。

 自分で鎮めようとしなくていいのだから、

 これほど楽なことはない。

 こんな楽なことを毎日実行していると、

 いつの間にか心が澄んで頭が良くなるのだから

 面白い。

 一年も続けていれば、誰でも見ちがえるほど

 心が澄んで軟らかく、また頭もよくなって

 くるだろう。

 そして、それが必ず顔にあらわれる。

          和田 重正


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