昨日は、成増の奈の里でおむすび講習会でした。
12名の参加者のうち初女さんに出会っていた方は
お二人でした。
初女さんのことをお話して、おむすびを結んで
行くと、心を込め丁寧に作るということから
初女さんを感じて下さるようで、本当に嬉しく
なりました。
今、お料理の軸は時短・簡単にあるように思います。
初女さんは”湯がく”と”茹でる”には違うのと
言われていましたが、今は湯がくも茹でるもなく
ラップをして、電子レンジで「チン」です。
食材をいのちとしてとらえ、そのいのちが一番
生かされることを考えて調理をしていた初女さん。
食べるものほど、ストレートに伝わるものはない
と言われ、手間を惜しまず台所に立たれていた
初女さん
お米には力が宿っている、ご飯は日本人の
食事の基本ですと言われ、講演会では必ず
「日本は瑞穂の国と言われ」とお話しされていた
初女さん
その初女さんが生涯をかけて伝えていた
おむすび
ご飯と塩と梅干しと海苔
シンプルだから難しいのと言われ、
「おむすびは簡単でないんだよ。
おむすびはご飯が一番なの(ご飯の炊き方が
一番大事)と、会う度に何度も言われていた
初女さん。
私は、まだまだ初女さんのおむすびには遠く
及びませんが、初女さんのご飯の炊き方
初女さんのおむすびを伝えたいと思っています。
初女さんのことを知らない人たちが、丁寧に
作るということ、丁寧に作ったものの味わいの
深さを感じて下さっています。
それはどこかで、初女さんの生き方に繋がって
いるような気がします。
私に出来るのは、小さな小さなことです。
その小さなことをやり続けて行くことが、
私の人生なのかなと思っています。
初女さんを感じ分かち合えた嬉しい、嬉しい
おむすび講習会でした。