私は初女さんに「聖書の中で
『ヨブ記』は嫌いです。」と
言ったことがあります。
あんなに善人のヨブを
これでもかという程の試練に
合わせるって酷すぎると
思っていたからで…
初女さんは、黙って聴いて
ました。
でも、自分の人生を振り返って
みると起伏の多い人生は、
ヨブ記に重なる気がします。
だから、私が今一番聖書の中で
気になるのは『ヨブ記』です。
昨日届いた吉本隆明の本にも
ヨブ記のことが取り上げられ
ていました。
初女さんはヨブ記を
どう読んでいたのかな…
すんなり、するすると幸福に
なることはなくて
生きていれば、何度でも
繰り返し苦しみがやって
来ます。
けれども苦しみは決して
苦しみだけに終わることなく
いつか喜びにかわります。
苦しみなくして刷新は
はかれません。
真の幸福は、苦しみの中に
あってこそ実感できるものです
佐藤 初女