夫が小さいリュックサック
あるかな?と言うので、探して
いたら、子どもが使っていた
リュックが出てきました。
あ~遺影の息子が背負っている
リュックサックだ…
リュックのポケットのファスナーを
開けると手紙が二通入って
いました。
小学生だった次男が、サンタさんに
書いたものでした。
我が家では、クリスマスが近づくと
サンタさんに手紙を書いて
ツリーに置いておくと、サンタさん
から贈り物が届くという
クリスマスでした。
だから子ども達は、クリスマスを
とても楽しみにして、サンタさんは居ると小学校6年位まで信じて
いました。
そのサンタさんに送った手紙が
21年の時を超えて出てきたのです。
『サンタさんへ
今年もすてきなプレゼントを
待っています。
お兄ちゃんがいなくなって
すごくつらい年でした。
でも僕はがんばったよ。
強かったです。
友達をいじめちゃったけれど
はんせいしています。
だからおねがい僕に楽しい
クリスマスプレゼントをください。
おねがいします。
サンタさん
プレゼントの希望
1 サンタさんがトナカイに
乗ってる写真
2 おもちゃ(みんなであそべるもの
なるべく新物)
3 鉄のくつ
4 お兄ちゃんに新しいグローブ
これをおねがいします。
本当にしんじています。
おねがいします。
サンタさんへ
お兄ちゃんがいなくてつらいけど
がんばっている大地より』
読んでいて涙が溢れました。
私たちは、あの大きな大きな
悲しみを乗り越えて来たんだ
次男は9歳で…
最近ある人に言われました。
あなたの家族の真ん中にはいつも
お兄ちゃんがいるねって
そうかもしれない
次男は13歳の兄の年齢をはるかに
超えているけれど、13歳の兄と
31歳の弟の関係は変わらないのです
人は亡くなっても存在は
在り続けると感じます。
夫は息子のリュックサックを
背負って出かけました。
私たち家族の真ん中には
いつも創(つくる)がいる
そして、何年経っても消えない
悲しみがある
それでいいんだ…
初女さんが言ってくれたもの
『何年経っても悲しいよね~』って
深い悲しみを知ってるから
小さな幸せを見つけられる
あ~21年振りに出てきた手紙に
今日は泣かされてしまった~
偶然はないから、これも必然
なんだ。
創 有り難う!
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