村上老師様の「一瞬一秒、無駄な時間というのは
人に与えられてないの」と言うお言葉を聴いて
初女さんの「今を生きる」が、立ち上がって
来ました。
初女さんは、老師様のこのお言葉を体が
知っていたというように、行動なさっていました。
初めて初女さんをお訪ねした時、私は初女さんの
ことを何も知らず(本も読んでなかったので)
高齢の方だから、よくお昼寝するだろうと
お土産に「お昼寝まくら」を持って行ったのです。
初女さんが亡くなるまでの13年間の交流の中で
初女さんが横になり、お昼寝しているお姿は
一度も見ていません。
乗り物に乗ると、すぐ寝られていたし
夜は寝るのは遅いけれど、寝たら大きな地震が
あっても気がつかなくて恥ずかしいのと、
言われていました。
起きている時は、これ以上出来ないくらい
働かれていました~
老師様が「頂いた時間は粗末にしない」と言われて
ましたが、その言葉通りでした初女さんは…
そして、精一杯生きていれば必ず気づきは
あるものだと言われ、『今日と明日と同じ日と
いうのは嫌い。
どんな些細なことでもいいから、
今日と明日は違わないとダメ。
だから今の年齢で出来ることを精一杯
やるのです。』と、言わわれてました。
『なるべく楽にしたい、楽になりたいという
発想が今多いようだけど、そうしていると
体力面でも、こころの面でも
どんどん力がなくなっていくばかりだと
思います。』と、言われています。
初女さんの「今を生きる」の深さを、老師様の
お言葉に出会い今まで以上に深く感じて
います。