世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

真我あるいは弥勒菩薩立志歩行像

2013-07-11 03:22:10 | 画集・エデンの小鳥

仏教美術には、最近好ましくない影が流れ始めている。かのじょも昔は、中宮寺の弥勒菩薩や東大寺戒壇院の四天王像などが好きだった。だが今は、昔ほどの輝きを感じられない。

ご存じのように仏教には根底に大きな間違いがある。彼女はそれを明らかにしてしまった。そのことが、仏教の背後の見えない世界に影響を与えぬはずはない。

なにごとかのことが起こっている、ということを感じざるを得ないだろう。

この図は彼女が弥勒菩薩半跏思惟像に着想を得て、創造したものである。
弥勒はもう考えるのをやめ、立ち上がり、歩き始めている。すべての人を救うために、行動を起こし始めているのである。それが、すばらしい自分自身というものなのだ。

右手に持つ薔薇は、美と真実の象徴である。

この図は、自己存在の美を唱えたかのじょが残した、ひとつぶの宝石である。




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