チャールズ・エドワード・ハレ、19世紀イギリス。
これも偽物の美女であるが、顔と中身に激しい差があることを感じるであろう。性格が悪い美人というものを描いた絵の、これは典型である。20世紀が近くなると、こういう美人が増え始めた。目で見れば美しいが、何となく嫌な感じがするという美女がたくさん出てきたのだ。人間の勉強の進み方に、大きな格差が出てきたからだ。進んだ者は大いに進んだが、勉強をしてこなかった者は大変なことになった。現代もこういう美女は非常に多い。だが、人類の魂の進化を目前にしたこの時代、こういう美女は崩壊の危機にある。正体がばれてきたのだ。もうすぐ、どんなにがんばってもこういう女は美女には見えなくなる。人間の心が成長し、中身を見ることができるようになるからだ。そうなれば、悪魔の世界はもう終わりだ。こういう偽物の美女が、美しく見えていたからこそ、嘘が世界にまかり通っていたからである。