リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

惑星

2006年08月25日 11時57分14秒 | 日記
太陽系の惑星はいくつなのかで、もめてましたが、結論がでましたね。この間、原案が出たとき最終案と勘違いして、必死でセレス、カロン、2003UB313を覚えたのに無駄になってしまいました。はずれてしまった冥王星さん、かわいそうですね。なんかサッカーワールドカップの選考会みたい。長い間苦楽を共にしてきたが、今回苦渋の決断で切らざるを得なかった・・・みたいな。(笑)

冥王星が降格かというころ、テレビでやってたアメリカ人へのインタビューでこんなのがありました。

「やっぱり冥王星は太陽の惑星だわ」
「それはどうしてですか」
「冥王星は惑星だからよ」

うーむ、すごい論理です。(笑)

こういう明るい論理を堂々と言えるのはいかにもアメリカ人って感じがします。(ホンマかいな?)

教科書会社も結構ピリピリしていて、この騒ぎ色んな所に波紋をなげかけているみたい。でも公教育と言うことを考えると一教科書会社の問題ではないような感じも。ま、当の冥王星はいつもとなんら変わらない運動を続けているだけで、これは人間界における一種の茶番劇なのかも。

自然界のいろんな現象って結構連続的で、これとこれってぴしっと線を引くのはなかなか難しい、というか本質的にそういうことはなじまないみたいです。例えば、死というのはそもそも人間が考えた概念だというし、ここから死の状態になった、という線引きはなかなかむずかしいようです。

人間の性格も(血液型の)A型人間とかO型人間とかよく言いますが、遊びならおもしろいですが、マジでその人物情報の一つとして使うなら滑稽ですよね。人間の性格って簡単に類型化が可能なほど単純じゃないです。

ともあれ、太陽系の惑星が一つ減ったので、中学生にとってはちょっと朗報かも。スイキンチカモクドッテンカイだから語呂も悪くないし。