リュートは今でこそマイナーな楽器ですけど、(特に日本では)昔のヨーロッパでは超メジャーな楽器でした。庶民が扱うような楽器ではなかったようですが、高貴な方や裕福な方のたしなみとして非常にもてはやされた時期がありました。
リュートをたしなむことが最も教養がある(ように見える)→信頼される→モテる、というつながりかな?もっともそういうお方で音楽史に名を残した人はほとんどいなくて、やっぱりみなさん悪戦苦闘してたんでしょう。
歴史に名が残っているリュート奏者で王侯貴族の人はというと、ロバート・ダウランドの曲集に名前が出てくる、ヘッセン領伯モーリッツとロジー伯くらいかな?あと裕福な階層の人ではアントニー・ホルボーンがいますね。でもそのくらいで、ダウランドもゴーティエもヴァイスも社会階層的には一般ピープルでしょう。(もっとも社会のなりたちが今とは相当異なるのでそう単純には言えないでしょうが)
以前人から聞いた話ですけど、16世紀の製作家ラックス・マーラーが亡くなったとき彼の工房には数百台分の作りかけリュートがあったそうです。すごい数です。この数からすると分業システムで大量生産していたことがわかりますし、何より当時それだけの需要があったということでもあります。
70年代の日本にも実はアリア・リュートという量産リュートがありました。当時結構売れていまして、発売元のA社の社長からリュートの教則本を書かんきゃー、なんて頼まれたこともありました。(それは結局は実現しませんでしたが)私はこのアリア・リュートは史上最多(それもダントツ)だと思ってたんですが、ひょっとしてマーラーの工房の方がたくさん作っていたかもしれませんね。当時、特に16世紀のリュートのモテぶりは想像を絶するレベルだったのかも知れません。
リュートをたしなむことが最も教養がある(ように見える)→信頼される→モテる、というつながりかな?もっともそういうお方で音楽史に名を残した人はほとんどいなくて、やっぱりみなさん悪戦苦闘してたんでしょう。
歴史に名が残っているリュート奏者で王侯貴族の人はというと、ロバート・ダウランドの曲集に名前が出てくる、ヘッセン領伯モーリッツとロジー伯くらいかな?あと裕福な階層の人ではアントニー・ホルボーンがいますね。でもそのくらいで、ダウランドもゴーティエもヴァイスも社会階層的には一般ピープルでしょう。(もっとも社会のなりたちが今とは相当異なるのでそう単純には言えないでしょうが)
以前人から聞いた話ですけど、16世紀の製作家ラックス・マーラーが亡くなったとき彼の工房には数百台分の作りかけリュートがあったそうです。すごい数です。この数からすると分業システムで大量生産していたことがわかりますし、何より当時それだけの需要があったということでもあります。
70年代の日本にも実はアリア・リュートという量産リュートがありました。当時結構売れていまして、発売元のA社の社長からリュートの教則本を書かんきゃー、なんて頼まれたこともありました。(それは結局は実現しませんでしたが)私はこのアリア・リュートは史上最多(それもダントツ)だと思ってたんですが、ひょっとしてマーラーの工房の方がたくさん作っていたかもしれませんね。当時、特に16世紀のリュートのモテぶりは想像を絶するレベルだったのかも知れません。