リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

新しい弦に

2007年02月14日 15時28分47秒 | 音楽系
プロバイダの設定が変わっても相変わらずスパムメイルは届きまくりの今日この頃です。あれはいったいなんの効果があったんでしょうね。

リサイタルのために新しい弦に替えましたが、今回は比較的ピッチの正確な弦にあたりました。前回はK社のナイロン弦を1~3コースに使ったんですが、1コースなんか何回替えてもピッチとか振動のおかしな弦ばかりで、何回もとっかえひっかえで大変でした。

今回はP社に替えてみましたら、1~3コースのナイロン弦は一発でオーケーでした。念のために4本ずつ注文しておいたんですけどね。(笑)以前はずっとP社の弦を使ってたんですが、今回またP社に回帰です。ちょっとバスが響きすぎる感じはするのですが、今度のリサイタルで演奏するジェイソン・テイラーの曲はこの方がいい響きです。

バロックリュートは弦が24本もあるので、音程がゆれる弦だと調弦が大変です、というかそもそもそんな弦を使っててはだめなんですね。(もっともどんな弦楽器でもそういう弦はだめです)今回張った弦はP社を中心にA社の弦も何本か張るという混在型でしたが、24本中だめだったのは3本だけという大変いい成績でした。バス弦は張力が3キロを切る、比較的緩い弦を張ったんですが、それでもP社の弦は明るく響きます。好みとしては、もう少しボコンとした感じの方が好きなんですけどね。P社にも銅巻き線もありますので、こちらはもう少ししっとりとした響きかも知れませんので、今度はそれにするかも知れません。