リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

シベリウス

2007年02月02日 10時50分40秒 | 音楽系
シベリウスと言ってもフィンランドの作曲家のことではなく、有名な楽譜プロセッサのことです。日本ではフィナーレの方が有名みたいですが、ヨーロッパ(というか私がいたところの周りの人)では、みんなシベリウスを使ってました。もっとも隣の町の人はみんなフィナーレだったかも知れませんが。(笑)

私はフィナーレも持ってまして、比べてみるんですが、基本的な操作性は圧倒的にシベリウスの方が快適ですね。これだけ差があるのに、なんでみんなフィナーレを使うのかな。発売元が宣伝上手なのかも。フィナーレは毎年バージョンアップして、私のように結構前に登録した人にも必ず案内がきます。そのマメさが人気の秘密かな?フィナーレの優位性は、たぶんない(と言ってしまったら身も蓋もないですが(笑))かも知れませんが、探してみると、最終的な細かい調整力はフィナーレの方が上だという人もいます。あと、付録のソフトシンセ、これはフィナーレの方がいいですね。でもシベリウスもオプションでいいのにとっかえることはできます。

最近、シベリウス用の楽譜スキャンソフト、フォトスコア・プロフェッショナルを買いました。シベリウスにはフォトスコア・ライトは付いてるんですが、3連譜はだめ、32分音符以上はだめ、歌詞も読まないなど、およそ実用にはなりません。でも3連譜、32分音符、歌詞すべてなしの楽譜をスキャンしてみましたら、ほぼ完璧にスキャン出来て驚いたので、(楽譜スキャンは前から難しいことと聞いていて、多分そんなに信頼性は高くないだろうと思っていたので)、なんでもありの同プロフェッショナルを買うことにしたわけです。使ってみると、歌詞もぼほオーケーだし、十分実用になります。これは強い味方ですねぇ。

この際なので、ソフトシンセもいいのを買うことにしまして、注文しました。これはイギリスに直で注文する必要があります。ま、今時イギリスに注文するのも、四日市に注文するのもそんなに手間は変わりませんからいいんですけど、ヤマハさん(あ、シベリウスはヤマハが扱ってます)もっと商売すればいいのにね。

シベリウスで一つだけ問題がありまして、一カ所だけダイアログが開かないです。これはどうも私のハードウェアの問題(いわゆる相性ってやつです)みたいで、今メーカーの方に調査してもらってます。一度何かの弾みでうまく開いたことがあったんですが、それっきりです。うーむ、やはり自作のマシンだと何がおこるかわからんです。でもマザーボードなんか思いっきり「枯れた」ヤツなんで安定はしているはずなんですが。