宗次ホールを見てきました。まだオープンしてませんが、担当の方のご厚意で中を見せていただきました。宗次ホールは、あの有名なカレーチェーン店、ココ壱番屋の創業社長、宗次徳二氏が私財を投じて建設したホールです。場所は名古屋の栄地区の一等地、交通アクセスも至便です。コンサートが終わった後の打ち上げができるところも周りにいっぱいありますし。(笑)
名古屋市内にあるコンサートホールも最近はそこそこ充実してきました。はしりは、私が先日リサイタルを行った、電気文化会館ザ・コンサートホールかな。名古屋市内各区には、○○文化小劇場という名のホールがひとつずつありますが、コンサートに適しているホールは残念ながらほとんどなく、使えるのは熱田文化小劇場くらいでしょうか。
中規模(7~800席クラス)のホールではしらかわホールがなかなかいいホールです(700席)。あと栄に愛知県芸術劇場の大ホールとコンサートホールがあるんですが、ちょっと大きすぎますねぇ(それぞれ2500席、1800席)。それぞれ半分くらいでいいんじゃないかな。あと愛知県芸術劇場には小ホールというのもあるんですが、これは音楽ホールではありません。なんで、音楽ホールにしなかったのかよくわかりませんねぇ。「バランス」を取るために演劇分野にも配慮したんでしょうか。お上のやりそうなことではあります。
宗次ホールはお上が作ったのではありませんので、あちこちに妙な配慮をする必要がなく、大変すばらしい小ホールに仕上がっています。2階席を含んでの席数が310席という古楽には最適のサイズです。1階部分だけだと232席なので、容積的には電気文化会館ザ・コンサートホールの6割程度という感じです。バロック・リュートを持っていって実際にステージで音を出してみましたが、とても落ち着いたいい響きで、残響感はヨーロッパの教会のそれに近いものがありました。リュートには非常に適したほどよいサイズと音響です。チェンバロソロとかバロックの室内楽、ギターなんかにはうってつけのホールですね。あとユニークな付帯設備として、ステージの天井から音を広い、客席左右のスピーカーから少量の音を付与してステージの音像を気持ち大きくするというものがあります。広い意味でのPAでしょうけど、出音は大変自然で、音量を上げるというより、音像の明確化、残響の調整をする設備という感じです。
今後古楽とかモダン楽器のソロ奏者に人気が出そうなホールです。気になる貸しホール代(笑)ですけど、これがちょっと高そうなんです。でもよく比較していくと、意外とそうでもないんです。熱田文化小劇場、電気文化会館ザ・コンサートホール、宗次ホールの料金比較ですが、公演料金3500円、平日2時~9時半くらいまで借りるとして比べますと、
熱田 86700円
電気 116550円
宗次 136500円
熱田は公共施設なので当然安いですが、コンサートホールとしてはクオリティが落ちます。それに演劇とか他のイベントとも競合してなかなか取りにくいホールです。一日だけの音楽公演より二日以上使う演劇の方を優先するといううわさもあるようです。
会場使用料金の他に実は照明代とか運営に必要なスタッフの経費が必要なんですが、そのあたりは3つのホールは微妙に違います。受付の要員を手当していただければ、音楽事務所に頼んだり自分で手配する必要なくなります。そこでそのあたりの経費も折り込んだ修正値で比較しますと・・・
(受付要員4名=20000円とします)
熱田 116300円(内、照明、反響板=9600円)
電気 137050円(内、照明Bセット=10500円)
宗次 136500円(照明、受付要員4名込み)
ということで何と宗次の方が電気より安くなります!携帯電話のプラン比較みたいでなかなか複雑です。土日祝公演の場合はそれぞれ3万程度アップで順位は同じ、土日祝のマチネーだと宗次が一番高くなります。
ということで、何か宗次ホールの宣伝みたいになってしまいましたが、宗次は意外とお得なホールということになります。次のリサイタルはここですね。(笑)
名古屋市内にあるコンサートホールも最近はそこそこ充実してきました。はしりは、私が先日リサイタルを行った、電気文化会館ザ・コンサートホールかな。名古屋市内各区には、○○文化小劇場という名のホールがひとつずつありますが、コンサートに適しているホールは残念ながらほとんどなく、使えるのは熱田文化小劇場くらいでしょうか。
中規模(7~800席クラス)のホールではしらかわホールがなかなかいいホールです(700席)。あと栄に愛知県芸術劇場の大ホールとコンサートホールがあるんですが、ちょっと大きすぎますねぇ(それぞれ2500席、1800席)。それぞれ半分くらいでいいんじゃないかな。あと愛知県芸術劇場には小ホールというのもあるんですが、これは音楽ホールではありません。なんで、音楽ホールにしなかったのかよくわかりませんねぇ。「バランス」を取るために演劇分野にも配慮したんでしょうか。お上のやりそうなことではあります。
宗次ホールはお上が作ったのではありませんので、あちこちに妙な配慮をする必要がなく、大変すばらしい小ホールに仕上がっています。2階席を含んでの席数が310席という古楽には最適のサイズです。1階部分だけだと232席なので、容積的には電気文化会館ザ・コンサートホールの6割程度という感じです。バロック・リュートを持っていって実際にステージで音を出してみましたが、とても落ち着いたいい響きで、残響感はヨーロッパの教会のそれに近いものがありました。リュートには非常に適したほどよいサイズと音響です。チェンバロソロとかバロックの室内楽、ギターなんかにはうってつけのホールですね。あとユニークな付帯設備として、ステージの天井から音を広い、客席左右のスピーカーから少量の音を付与してステージの音像を気持ち大きくするというものがあります。広い意味でのPAでしょうけど、出音は大変自然で、音量を上げるというより、音像の明確化、残響の調整をする設備という感じです。
今後古楽とかモダン楽器のソロ奏者に人気が出そうなホールです。気になる貸しホール代(笑)ですけど、これがちょっと高そうなんです。でもよく比較していくと、意外とそうでもないんです。熱田文化小劇場、電気文化会館ザ・コンサートホール、宗次ホールの料金比較ですが、公演料金3500円、平日2時~9時半くらいまで借りるとして比べますと、
熱田 86700円
電気 116550円
宗次 136500円
熱田は公共施設なので当然安いですが、コンサートホールとしてはクオリティが落ちます。それに演劇とか他のイベントとも競合してなかなか取りにくいホールです。一日だけの音楽公演より二日以上使う演劇の方を優先するといううわさもあるようです。
会場使用料金の他に実は照明代とか運営に必要なスタッフの経費が必要なんですが、そのあたりは3つのホールは微妙に違います。受付の要員を手当していただければ、音楽事務所に頼んだり自分で手配する必要なくなります。そこでそのあたりの経費も折り込んだ修正値で比較しますと・・・
(受付要員4名=20000円とします)
熱田 116300円(内、照明、反響板=9600円)
電気 137050円(内、照明Bセット=10500円)
宗次 136500円(照明、受付要員4名込み)
ということで何と宗次の方が電気より安くなります!携帯電話のプラン比較みたいでなかなか複雑です。土日祝公演の場合はそれぞれ3万程度アップで順位は同じ、土日祝のマチネーだと宗次が一番高くなります。
ということで、何か宗次ホールの宣伝みたいになってしまいましたが、宗次は意外とお得なホールということになります。次のリサイタルはここですね。(笑)