昨日は名古屋バロック音楽協会設立30周年記念コンサートでした。名古屋バロック音楽協会は、1977年に設立されたアマチュアバロック音楽の団体で、設立以来ずっとアクティブな活動をしている希有な団体です。私も設立の際に少しかかわらせていただきましたが、ちょっと距離を置いて見てみると、こういう団体でちゃんと活動が続いているのってすごく珍しいのでは。年4回程度の会報発行、毎年夏のセミナー(最近はずっと高山で行われています)、年2,3回の例会(会員によるコンサート形式)が設立以来続いてますから、なかなかのもんでしょう。
記念コンサートに先立ち、「記念例会」があり、会場の名古屋・伏見電気文化会館「ザ・コンサートホール」を一日借り切って行われました。記念コンサートは5時から始まりました。記念コンサートに出る方たちは、名古屋バロック音楽協会に関わりがある地元の演奏家たちです。この間のリサイタルで共演した、バロック・チェロの高橋君にも出演していただきました。曲目が多いので、5時に始めても8時くらいかかるのでは、と思っていましたが、それは大当たり。実際に8時少し前に終わりました。例会からずっと聞いていた方だと、7時間の長丁場だったんですねぇ。お疲れ様でした。(笑)
私はリュートはソロを20分程度と、通奏低音を3曲受け持たせていただきました。ソロはバロックリュートを使い、フレンチの作品から、ゴーティエ、ドゥ・ビュ、サン・ルクの作品を演奏しました。実はサン・ルクの作品(シャコンヌ)の前にヴァイスの短いプレリュートを演奏しましたが、これはナイショ。サン・ルクのシャコンヌはト長調なので、8コースをファ#にする必要があります。でもサン・ルクのシャコンヌは結構長いので、絶対曲の途中でファ#にした8コースが下がってきます。そこで短い曲をはさんで、軽く調弦しなおして、サン・ルクに臨むことにしたわけです。
通奏低音には、ルクレール、ヴィヴァルディ、テレマンの曲に参加しました。ルクレールの曲はとても長く30分くらいかかります。でもとてもいい曲でした。今回は、オリジナルの楽譜からスコアを自分で作りました。パート譜は頂いたんですが、スコアの方が曲の見通しがいいので、作ってみたわけです。というかトリオくらいだと私はほとんどの場合はスコアで演奏します。ルクレールは長いだけあって何と全部で20ページを超えました。終わりから2曲目のシャコンヌは特に長く(263小節もある!)、ページめくりのポイントを作ってレイアウトするのが大変でした。このシャコンヌの一カ所だけ、ページめくりの関係で2拍分弾けなくなってしまう箇所が出てしまい、その部分はチェロとチェンバロに頑張ってもらうことにしました。あとは、全てきちんとめくれるようにレイアウトしました。こういうところはコンピュータによる楽譜制作ならではです。でもいくらコンピュータを使ってもさすがにこれだけの分量だと、3曲で楽譜制作にあしかけ1週間ほどかかってしまいました。おかげで練習時間がほとんどなくってしまいました。(笑)ま、スコア制作でしっかりと楽譜を読みますので、それ自体が練習になりますけどね。実際、第1回リハーサルの前に1日だけしか楽器で音を出してませんでしたが、それで充分でしたから。
今回のコンサート、自分が担当する分だけで70分を超えました。それだけでもちょっとしたコンサート1回分近くあります。道理で終わった後疲れたわけです。朝も10時からリハーサルでしたし・・・おまけに打ち上げは11時すぎてもやってましたし。(笑)帰りの車の中でつい眠気がさしてきたのもむべなるかな。でも運営スタッフのみなさんはもっと疲れたでしょうね。ご苦労様でした。次は35周年くらいかな?私としては70周年くらいまでは出たいですね。70周年記念コンサートで、よぼよぼのジジイが、ゴーティエのプレリュードなんかをポロンポロンって感じで・・・
記念コンサートに先立ち、「記念例会」があり、会場の名古屋・伏見電気文化会館「ザ・コンサートホール」を一日借り切って行われました。記念コンサートは5時から始まりました。記念コンサートに出る方たちは、名古屋バロック音楽協会に関わりがある地元の演奏家たちです。この間のリサイタルで共演した、バロック・チェロの高橋君にも出演していただきました。曲目が多いので、5時に始めても8時くらいかかるのでは、と思っていましたが、それは大当たり。実際に8時少し前に終わりました。例会からずっと聞いていた方だと、7時間の長丁場だったんですねぇ。お疲れ様でした。(笑)
私はリュートはソロを20分程度と、通奏低音を3曲受け持たせていただきました。ソロはバロックリュートを使い、フレンチの作品から、ゴーティエ、ドゥ・ビュ、サン・ルクの作品を演奏しました。実はサン・ルクの作品(シャコンヌ)の前にヴァイスの短いプレリュートを演奏しましたが、これはナイショ。サン・ルクのシャコンヌはト長調なので、8コースをファ#にする必要があります。でもサン・ルクのシャコンヌは結構長いので、絶対曲の途中でファ#にした8コースが下がってきます。そこで短い曲をはさんで、軽く調弦しなおして、サン・ルクに臨むことにしたわけです。
通奏低音には、ルクレール、ヴィヴァルディ、テレマンの曲に参加しました。ルクレールの曲はとても長く30分くらいかかります。でもとてもいい曲でした。今回は、オリジナルの楽譜からスコアを自分で作りました。パート譜は頂いたんですが、スコアの方が曲の見通しがいいので、作ってみたわけです。というかトリオくらいだと私はほとんどの場合はスコアで演奏します。ルクレールは長いだけあって何と全部で20ページを超えました。終わりから2曲目のシャコンヌは特に長く(263小節もある!)、ページめくりのポイントを作ってレイアウトするのが大変でした。このシャコンヌの一カ所だけ、ページめくりの関係で2拍分弾けなくなってしまう箇所が出てしまい、その部分はチェロとチェンバロに頑張ってもらうことにしました。あとは、全てきちんとめくれるようにレイアウトしました。こういうところはコンピュータによる楽譜制作ならではです。でもいくらコンピュータを使ってもさすがにこれだけの分量だと、3曲で楽譜制作にあしかけ1週間ほどかかってしまいました。おかげで練習時間がほとんどなくってしまいました。(笑)ま、スコア制作でしっかりと楽譜を読みますので、それ自体が練習になりますけどね。実際、第1回リハーサルの前に1日だけしか楽器で音を出してませんでしたが、それで充分でしたから。
今回のコンサート、自分が担当する分だけで70分を超えました。それだけでもちょっとしたコンサート1回分近くあります。道理で終わった後疲れたわけです。朝も10時からリハーサルでしたし・・・おまけに打ち上げは11時すぎてもやってましたし。(笑)帰りの車の中でつい眠気がさしてきたのもむべなるかな。でも運営スタッフのみなさんはもっと疲れたでしょうね。ご苦労様でした。次は35周年くらいかな?私としては70周年くらいまでは出たいですね。70周年記念コンサートで、よぼよぼのジジイが、ゴーティエのプレリュードなんかをポロンポロンって感じで・・・