この曲に幾度となく出てくるコントラGの音はなんとか出したいものではあります。出す方向で行けば、13コースを1音下げるという方法も可能ですが、曲の中に一音上のコントラA音も出てきますので、あまりいい方法だとは思われません。唯一可能な方法は一コース多い14コースの楽器を使うことですが、あいにくそういう楽器は持っていません。
一音移調してイ短調で弾くという手もあります。ホプキンソン・スミスやポール・オデットがこの方法を用いています。でもちょっと音が軽く甲高くなってしまいがちで、そのデメリットを考えるとこれもいまひとつです。結局私が選んだのは、コントラGはひかない、という方法でした。とても残念ですが・・・一応タブラチュアには14コースを表す7という符号はしっかりと書いておきましたが。
さて第1曲目のプレリュード。
1小節目の16分音符にはレガートがかかっています。もちろん、このレガートは、リュートにおけるテクニカルなものではなく、表現上のレガートです。リュートの場合、メロディをレガートに弾く方法はいくつかあります。
1.右手の弾き方でレガートになるようにする。
2.左手の技術、現代のギターで言うハンマリング・オンとかハンマリング・オフと同じものを使う。(現代のクラシック・ギターで言うスラーです)
3.できるだけ多くの異なった弦を使って演奏する。例えば、ファ、ミ、レ、ドと弾くときに、全て異なる弦で演奏する(1コース開放でファ、3コース7フレットでミ、2コース開放でレ、4コース7フレットでド、というように。現代のクラシック・ギターではカンパネラという)
バッハが書いたレガートをどう弾くかは以上の3つを組み合わせてレガートになるように弾くわけです。何コースをつかってこのレガートな音階を弾くか、どこをハンマリング・オン(オフ)にするかなどを決めてタブに書かなくてはなりません。タブには普通クレッシェンドやピアノ、フォルテなど、現代の楽器用の楽譜に書かれているようなことは書きませんが、現代のクラシック・ギターにおけるスラー奏法はタブにはきちんと書かれていなければなりません。
一音移調してイ短調で弾くという手もあります。ホプキンソン・スミスやポール・オデットがこの方法を用いています。でもちょっと音が軽く甲高くなってしまいがちで、そのデメリットを考えるとこれもいまひとつです。結局私が選んだのは、コントラGはひかない、という方法でした。とても残念ですが・・・一応タブラチュアには14コースを表す7という符号はしっかりと書いておきましたが。
さて第1曲目のプレリュード。
1小節目の16分音符にはレガートがかかっています。もちろん、このレガートは、リュートにおけるテクニカルなものではなく、表現上のレガートです。リュートの場合、メロディをレガートに弾く方法はいくつかあります。
1.右手の弾き方でレガートになるようにする。
2.左手の技術、現代のギターで言うハンマリング・オンとかハンマリング・オフと同じものを使う。(現代のクラシック・ギターで言うスラーです)
3.できるだけ多くの異なった弦を使って演奏する。例えば、ファ、ミ、レ、ドと弾くときに、全て異なる弦で演奏する(1コース開放でファ、3コース7フレットでミ、2コース開放でレ、4コース7フレットでド、というように。現代のクラシック・ギターではカンパネラという)
バッハが書いたレガートをどう弾くかは以上の3つを組み合わせてレガートになるように弾くわけです。何コースをつかってこのレガートな音階を弾くか、どこをハンマリング・オン(オフ)にするかなどを決めてタブに書かなくてはなりません。タブには普通クレッシェンドやピアノ、フォルテなど、現代の楽器用の楽譜に書かれているようなことは書きませんが、現代のクラシック・ギターにおけるスラー奏法はタブにはきちんと書かれていなければなりません。