リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

レコーディング・イン・ドイツ(10)

2009年12月21日 19時30分12秒 | 音楽系
今日は最終セッションで、バッハの組曲第4番BWV1010です。今までの曲の中では一番長いので大変かと思いきや、実際は意外とスムーズに録り終えました。リサイタルでたっぷり弾き込んだ曲でもあるし、レコーディングセッションにも慣れてきたこともあるんでしょう。今回のCDではリサイタルで弾いた曲は実は、このバッハの組曲第4番だけです。リサイタルの曲をそのままCDにすればいいのに、と思われるかもしれませんが、それでは芸がなさ過ぎます。(笑)販売戦略上もバッハを中心にしたほうがいいのでは、と考えまして、昨日録った組曲第1番とこの第4番、そしてヴァイスでは多分もっとも知られているんじゃないかと思われるニ短調ソナタを選びました。もっともこちらに来てこれらの曲をさらっていると、やっぱりリサイタルで弾いた曲ばかりにすれば楽だったかな、と思ったこともありましたが、すべて録音が完了した今ではやっぱりこの選曲は正解だったと思います。曲順は、組曲第1番、ニ短調ソナタ、組曲第4番にする予定です。



録音は今日で完了、あと編集は年内に終えることが出来るそうです。明日1曲だけ仮編集をしてくれるそうで、聴くのが楽しみです。編集を終えてからあとは、実際のCDの形にする必要がありますが、ヤンがこちらのレーベルをいくつかあたってくれるそうです。どっかのレーベルに拾ってもらえるといいんですが。中身には絶対に自信があります(なんちゃって)。