リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

レコーディング・イン・ドイツ(2)

2009年12月07日 23時45分15秒 | 音楽系
23日出発の日
中部空港・成田空港間の接続便が7時50分発なので、空港へは5時半過ぎに出発しました。さすがにまだ真っ暗でした。暁の湾岸ハイウェイを疾走して一路中部空港へ。



名古屋で成田・チューリヒの便もチェックインしたので、成田では出発までえらく余裕がありました。2時間近く待っていました。実は去年の9月にモーリスのところにいったときは、旅行社の人からはこの接続はちょっと無理かも、と言われていたんですが、何のことはありません、実は余裕のよっちゃん(笑)だったんですね。ただ朝早いのだけが問題ですが。これで帰りの国内便が取れていればよかったんですが、それは残念ながら取れませんでした。仕方ないので、日本航空の16時の便にしましたが、日本に帰着するのは朝の8時過ぎ。この間、何をしていましょうか。ま、それは帰ってきてから考えることにして。

飛行機は予定より少し早くチューリヒに到着。荷物もかなり早くチェックインしていたためか、すぐに出てきました。到着ロビーに出たら、Shoji Nakagawaのプラカードを持った老婦人を発見。ホテルの人が迎えに来てくれていたのでした。これには正直ほっとしました。手ぶらに近いのならまだしも、重い荷物を持ってローカル線をそれも暗くなってから行くのは結構大変そうだったから、本当に有難かったです。



おかげで村には16時30分頃に到着。本当に田舎です、ここは。見事に何もありません。さすが人口200人というだけのものはあります。って教会も民家もあるし、建材屋さんもあります。コンビニとかスーパーがないだけの話ですが。(笑)

レコーディング・イン・ドイツ(1)

2009年12月07日 00時53分18秒 | 音楽系
11月27日~29日の3日間、ドイツのロットシュテテン・ナックという田舎でバッハとヴァイスの曲を録音してきました。この村はスイスとの国境付近にある人口200人!の村です。



ここにヤン・ジャチェックという、自身がギタリストでもある録音エンジニアのスタジオがあります。そのスタジオのすぐ近くにあるホテルに滞在して録音ということに相成りました。

時差に慣れるために、実際にドイツ入りしたのは、23日でして、ちょっと長めに取りました。まぁ、レコーディング・キャンプといったところです。もう少し短くても可能でしたが、おかげでじっくりと録音できました。

実はこのドイツ行き、行く前から不具合が。チューリヒの空港にヤン(録音ディレクターです)が迎えにきてくれることになっていたのですが、私が到着する15時50分にはこられないというメイルをもらいましてびっくり。直前に「明日出発するよ」のメイルを出したその返事です。これ、実は私が到着時間を誤って出発時間を伝えてしまったためです。ヤンはすでにレッスンのスケジュールをその時間に入れていたのです。(彼は有能なギタリストでもあります)スイス航空の便は何回も利用しているので、スイスに夕方に入るというのはよく知っていたはずでしたが、私としたことが・・・でも、事前にわかってよかったです。そうでなかったら、空港で大混乱になっていたかも。

ということで自力で村まで行かなくてはならなくなりました。あわてて、すぐにホテルに電話を入れて事情を伝えましたが、確実にいけるかどうかの返事は向こうの時間の夕方になるとのことで、返事はこちらの出発時間の関係で聞くことができませんでした。そのすぐあとヤンから列車の出発時刻と乗り換え駅をメイルで教えてもらいました。空港からロットシュテテンまでは1回乗換えがあり、1時間足らずで来られます。桑名・名古屋間より短い感じです。でもロットシュテテンからナックの村までが公共交通機関がないそうで、到着は暗くなっている頃だし、ここからが最難関みたいです。