リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

春の六華苑コンサート

2010年04月19日 08時04分49秒 | 音楽系
昨日は桑名の六華苑で「チェロ・イン・バロック」と題しまして、チェロの高橋弘治さんとコンサートでした。高橋さんは、桐朋学園大学、ベルギー・ブリュッセル王立音楽院古楽器科卒業を卒業した新鋭で日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンなどにも参加しています。

昨日までの春とは思えない寒い天気から一転して、いかにも春といった陽気にめぐまれました。私は雨男なので、これは多分高橋さんのお陰でしょう。

曲目は、

コロンビ作曲 トロンバとチャコーナ
カルダーラ作曲のニ長調ソナタ 第1楽章
ボーニ作曲のソナタ10番ハ長調
そしてヴィヴァルディのソナタ ト短調RV42

でした。

私はニ短調調弦をしたテオルボで通奏低音を弾きました。ガンバとは何度もやったことがありましたが、チェロははじめてです。バスガンバの1弦はレですが、チェロはラなのでチェロの方が楽器としてはより低音域と言えます。テオルボの方が少し高い音域で和音を入れることができ、なかなかうまい具合に融け合います。なにせテオルボは音色や強弱の変化ができるので、チェロの表現とはぴったり、チェンバロよりずっといいですよ、って自画自賛ですが・・・(笑)

会場の担当の方に演奏中の写真撮影お断りの旨をコンサートの前に言ってもらったんですが、ヴィヴァルディ演奏中に数回フラッシュをたいて写真を撮ってらっしゃる方がいて参りました。大きな会場と異なり結構至近距離ですからねぇ。集中はとぎれるは、目がちかちかするはで困りました。途中から入ってきた人かもしれませんですねぇ。次回からは係の方に常駐してもらわないといけませんです。