リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バロック音楽の旅IV講座第2回

2010年08月08日 12時38分10秒 | 音楽系
昨日は、くわな市民大学「市民企画講座」バロック音楽の旅IV第2回講座でした。真夏に講座を開くのは初めてでして、講座の準備期間が暑い日が続いていて結構大変でした。開催日当日は、立秋ということもあってか、多少暑さがやわらいだ日でしたが、それでも会場まで来ていただくのは、結構大変だったと思います。この暑さもあってか、参加の方は若干少なめでしたが、それでも50人近くの方におこし頂きました。



第2回講座は座学で、バロック音楽の基礎講座です。基礎講座は今まで何回も行って来ましたが、毎回切り口を変えてお届けしています。今回は、古楽全般のことについてよりも、ひとりひとりの作曲家に焦点をあてて、講座の内容を組んでみました。

昨年の網羅的な講座ではどうしてもCD鑑賞曲が断片的にならざらるを得ないのですが、今回はできるだけ途中で切らないで聴いていただくことにしました。私の独断と偏見と趣味で8人の作曲家を選んで、それぞれこの曲から聴いていくといいのでは、という言わば「ポータル・ピース」を1曲ずつ選んで聴いていただきました。

講座の最期に、今回は以下の推薦書をご紹介しました。


磯山雅著「バロック音楽名曲鑑賞事典」講談社学術文庫

図解雑学バロック音楽の名曲 皆川達夫監修、宮崎晴代著、ナツメ社


前者はオーソドックスですが、後者はいまどきの学習参考書みたいな感じです。いずれもとても分かりやすく内容的にも充実していますので、興味のある方は是非読まれるいいと思います。

次回の第3回講座は、10月2日で、ジョンダウランドのリュートソングを中心としたプログラム、ソプラノ増野友香と私のリュートでお届けいたします。