リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

早速対応!

2017年10月20日 15時18分52秒 | 日々のこと
先週市長と面談を致しましたが、そのときにメディアライヴ「時のホール」の問題点についてもお話をさせて頂きました。後日メディアライヴの担当の方から連絡がありまして、機材を担当している業者さんに来ていただく日があるので、そのときに問題となる点を伝えてほしい旨を伺いました。

その問題になるという点は、機材の交換以降コンソールのハードディスクの冷却ファンの音が大きくなり、コンサートの時に支障になるときがあるということです。大き目の音がするアンサンブルでは、演奏中は問題になりませんが、休符のときは曲間では気になります。また、その楽器(チェンバロやリュートなど)のときはより気になります。もっとも言われたら気になるという程度の音量ではありますが、会場の防音が完全だしエアコンの音がしない音楽専用会場と言っていいほどの会場ですから、そういった騒音はなしにする必要があります。

機材担当の方およびメディアライヴ側からは館長さんと担当の方々を交えて状況を説明いたしましたが、機材の変更は不可能とのことでした。音が特に気になるのは、音響をコントロールする卓ですので、そこの電源を切れば音はゼロになります。それが可能かどうか業者さんにいろいろ調べて頂きましたら、実は可能だったんです。



そこの電源を切ると、シーンとほぼ無音です。実は一番奥の壁の中も同様の冷却用のファンが回っていて音がするのですが、壁に耳を当てると聞こえる程度ですので、実用上は問題ありません。やればできる!会場の担当の方に2年くらい前から訴えていたのですが、なかなか話が必要な部署に上がっていかず、困っていたところでした。

今回のことに関しては、組織の硬直化といいますか、組織が有機的に機能していない、そもそも「時のホール」が室内楽用ホールとしてはとても秀逸であるということを市の関連部署の方が全く理解していない、従ってコンサートの企画がほとんどないという現状があります。そういった状況が少しでも打破されていけばいいなと思います。

今度の日曜日のバロック音楽の旅11コンサートはとても静かですよ。もっとも台風が少し心配ですが。