リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

レンポウ?

2018年11月15日 00時43分52秒 | 日々のこと
某お粗末大臣が蓮舫議員を「レンポウ」と言い間違えて非難されていますが、日本語の発音体系からすると「レンポウ」と言ってしまうのはむしろ自然でしょう。

たとえば、乾杯、安否、完封、三平、漢方など、「ん」のあとのハ行はマルがついて「パ行」になります。ですので、例の大臣が何度も「レンポウ」と言ったのはある意味仕方がなかったとも言えるでしょう。

ただ固有名詞なので、本人が「レンホウ」と名乗っている以上、間違って発音しやすいですが「レンポウ」と呼んではいけません。

ウィキペディアによりますと、蓮舫議員は17歳まで中華民国籍で、以降は日本国籍も取得して二重国籍、一昨年の2016年に日本国籍だけになり、本名を村田レンホウとおっしゃるそうです。「蓮舫」は中国語ではLien-Fangと発音するそうですが、中国語の名前を日本語式に読むときは、日本語の発音体系に従うのが通例です。たとえば、習近平は「シュウキンヘイ」ではなく「シュウキンペイ」と読みます。(もっともシージンピンとルビをご丁寧にふっている新聞もありますが)ですから蓮舫議員が日本でタレントデビューしたときに「レンポウ」と読ませるべきだったはずです。が、この読み方だと何か古くさい感じがあするので、タレントとしてインパクトが弱い、よって「レンホウ」とした、まぁこれは私の勝手な想像ですけどね。(笑)

ともあれ、件の某大臣よりははるかに有名な蓮舫議員の読み方を知らない、あるいは注意を払って読まないというのは、同業者としては失格でしょう。このおそ松じゃなかったお粗末大臣、いつまでもつのでしょうか。