リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

最終リハーサル

2018年11月06日 14時42分35秒 | 音楽系
11日のコンサートの最終リハーサルで、奈良の坂本さん宅に行って来ました。リハーサルは今回が2回目で最後です。

坂本さん宅はならまちにあり、家自体が文化財に指定されています旧家です。最近ではインバウンド効果で人の往来が急に増えたたとのこと。そういや、2,3年前に伺ったときより明らかに人が多いです。近所に新しいお店が増えたし。

リハーサルは午前中から行ったので、3時頃には終了、ふと思い立って近所の興福寺や奈良国立博物館博物館に行ってみました。



猿沢の池です。この写真の右奥の方が坂本さん宅です。



奈良と言えば鹿さんです。

興福寺の中金堂が再建されました。北円堂の秘仏特別ご開帳や、御朱印やお土産にお金を使ってしまったので、そうそうまだ正倉院展にも行かなくてはなりませんし、また今度来たときに中を拝観させていただこうかと思います。



このあと正倉院展に行きました。時間が時間なので、ほとんど待ち時間もなく入場できました。警備のおじさんの話では今日も午前中からお昼くらいまでは1時間以上の待ちだったとのことです。今回は琵琶の公開はなく、弦楽器はお琴二面だけでした。その中の一つ、日本製だとのことでしたが、ペグが裏側について、ボディがソリッドではなく箱になっている七弦の琴がありました。ペグが一本不足していました。そんなに経費がかかるわけではなさそうなので、ペグくらい復元すればいいのにとは思いましたが、いろいろ事情があるのでしょう。駒がとても低かったので、ハワイアンギターみたいに、左手で弦を押さえて弾いていたのかも知れません。

坂本宅さんから徒歩15分くらいの思わぬ奈良観光で、とてもいい時間を過ごすことができました。コンサートは11月11日、くわなメディアライヴ1F多目的ホール15時開演で、イタリア(フォンタナ、セルマ、ピッチニーニなど)とフランス(マレ、ド・ヴィゼ、オットテール)の作品を演奏します。