リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ハリッジ(1)

2021年05月15日 16時22分41秒 | 日々のこと
夜更かしして寝る前にテレビをつけてみましたら、ヨーロッパの街らしきところが映っていました。しばらく見ているとそれはイギリスの港町でハリッジというところのようです。どこにあるのかなと思っていましたら、地図が出てきました。それはロンドンから東の方にいったところで・・・英語のスペルはHarwichでした。

ここなら1976年に初めてヨーロッパにいったときに訪れたことがある街です。「ハリッジ」ってきっぱり書いてあるもんだから全く結びつかなかったです。確か「ハーウィジ」みたいな発音で、「R」の発音はほとんど聞こえなかったように記憶しています。マクドナルドとMacDonaldくらいの発音差はありますね。

この年の夏、デン・ハーグの佐藤豊彦さんのお家に1か月ほど居候させていただき、その間あちこち行っていたんですが、飛行機を使わず経済的にロンドンに行けるルートとして教えていただいたのが、Hook van Holland からHarwichを船で行く方法です。夜に出発して到着したら朝という、ホテル代も浮くプランです。当時飛行機でオランダから行くのは結構交通費がかかりましたが、この方法だとはるかに経済的です。

このルートは今も健在のようです。

HOOK OF HOLLAND - HARWICH

出発する直前のHook van Hollandです。奥の方に写っている船に乗りました。

夜の10時前だったと思います。緯度が北の方だったのでまだそれなりには明るかったですが、シャッター速度が遅いので手振れしてしまいました。

船はとても混んでいて座るところすらない状態で、結局地べた座りであまり眠れないまま夜を過ごしました。