リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

久々のレッスン

2005年01月15日 00時21分30秒 | 日記
今日のホピーのレッスンは久しぶりに彼の自宅です。彼の家はバーゼルで言うと山の手にあたる一角にあります。このあたりは高級住宅が建ち並び、なんでも住んでいる人のことばまで違うそうな。彼の家へはうちから歩いて20分ちょっとのところにあります。スコラに行くのも徒歩20分くらいで同じですけど、彼の家は上り坂なので、いつも彼の家に到着すると汗が出てしまいます。
で、今回のレッスン曲は、ヴァイスの組曲変ロ長調。レッスンのはじめに、「ロバート・バルトの所に行ってきた?」って聞かれたので、「ええ、行ってきましたよ。彼の所に行ったおかげでthomb outsideに変更したんですよ」「おー、それはすばらしい。でも彼はthom insideで弾いていたけどなぁ。」
それは知りませんでした。ボブ(ロバート・バルト)にあったのは12月に行ったときが最初だったので、ずっと彼はthomb outsideかと思っていました。確かに彼のその時のタッチは、彼の一番最初の録音の時のタッチとは違うなという印象がありました。
さて、まず第1曲目のIntroduzzioneを弾きました。彼のレッスン室(兼彼自身の練習室)は地下にあって、ぜんぜん響かないようになっているので、最初いつもとまどいます。自分の練習室は大変よく響きますからね。でも本当は響かない部屋でやった方がいいんですよね。終わりまで弾き終えて、彼は「うーん、うまくなったねぇ」(しばらくレッスンがありませんでしたからね。なんか前がよっぽど下手だったみたいだけど。)「いろんな弾き方があるけど、結局これは各個人の個性の問題だし・・・別の曲は?」というわけで、introduzzioneはフリーパス。実は今日のレッスンはこの曲だけを予定していてあとの曲はあまりさらっていませんでしたので、ちょっとあせる。終わりから2曲目のメヌエットは比較的さらっていた方なので、それを弾きました。ちょうど、扱いに苦労していた部分もあったし。この曲はしっかり絞られました。(笑)この組曲は30分くらいかかる大曲なので、2月の中くらいまでのレッスンはこの曲になります。

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