リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リュート音楽のひととき伊勢公演、東京公演

2015年12月07日 21時59分28秒 | 音楽系
11月29日は伊勢の尾崎咢堂記念館でコンサートでした。尾崎咢堂(尾崎行雄)は憲政の神様といわれた有名な政治家で、三重県(三重二区)を選挙区としていた関係で現在の伊勢市に邸宅がありました。その1933年に建築された邸宅を伊勢市が1959年に譲り受けて開設したのが尾崎咢堂記念館です。



その2階にある会議室でコンサートが行われました。主催していただいたのは、伊勢ギター友の会の方達で、実は10年近く前にも同会主催のコンサートでリュートを演奏したことがありました。



リュートを初めてご覧になるという方も多いとききましたので、楽器の説明や由来などをマクラにお話させていただき、各楽章ごとに簡単なお話を添えて演奏をしました。曲目は、ヴァイスのソナタ第18番とバッハの組曲ニ長調BWV1012の2曲。とても重厚で長大な曲でしたが、皆さん熱心に聞いて頂きとても嬉しかったです。

次の週、12月5日は東京都文京区本郷にある、名曲喫茶カデンツァでのコンサート。プログラムは伊勢公演と同じです。


当日朝、某ホテルで、やや落ち着かない感じ。

実は意外というか当然というか東京には名古屋よりもずっとリュート関係、音楽関係の知り合いが多く、皆さんにコンサート案内をさせて頂きました。リュートの愛好者グループも複数あり活動も活発なので、それらを通じても宣伝していただきました。その甲斐あってか、リュートや声楽のプロの方、製作家の方も含め30名も入らない会場はほぼ一杯になりました。



終演後は、みなさんとしばし歓談、自作のリュートを持ってらした方もいらっしゃって、弦や楽器の話題に花が咲きました。