院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

車はなぜ売れなくなったのか?

2009-02-05 08:43:28 | Weblog
 国産車、外車を問わず車の売り上げの低下が著しい。30%も40%も下がっている。

 TVも新聞も、これを不況のせいにしている。確かに不況のせいなのだが、本質は違う。

 本質は、これまで不要に車を売りすぎていたのである。まだ乗れる車をすぐに新車に変える。車会社はそれをあおるようにして、毎年、新型車を発表してきた。

 それに乗せられてきたのが一般庶民である。「型落ち」といって、まだ車の機能は十分なのに、新車に買い換えた。

 私が同じ車に10年乗っていると言ったら、トヨタの友人が驚いていた。「8年しか持たないように設計されているのだがなぁ」と。

 このように、今の車不況は、不況とは言えず、これが実体経済なのである。これまで、世界中でまだ使える車を廃棄してきたツケが、車メーカーに回ってきただけである。

 マスコミがそれを報じないので、私がここで言っておく。